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ブックマーク / yamanashirei.blog.fc2.com (13)

  • 『TARI TARI』は10年後まで語り継ぎたいアニメ やまなしなひび-Diary SIDE-

    ※ この記事はテレビアニメ版『TARI TARI』全13話のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。 秋アニメが開始する10月になりました。 9月まで放送していた夏アニメの話題を出すのはちょっと心苦しいところもあるんですが……『TARI TARI』については語っておかないとならない気がするので、語っておきます!この作品の面白さを一人でも多くの人に分かってもらいたいのです。 なので、今日の記事は「このアニメを観たことがない人に向けた評論」ではなく、「このアニメを観ていた人に向けた解説」のつもりで書きます。 もちろん観たことがない人は読むな、という気はありませんし、興味を持ってもらえたなら是非DVDレンタルでもネットの有料配信ででも観てもらいたいのですけど。今日の記事はネタバレ全開で行きますんで、その辺は踏まえて読んでください。 『TARI TARI』というアニメを一言で説明するなら――――

  • 縦書きの漫画を、横書きにする海外展開 やまなしなひび-Diary SIDE-

    『ドラゴンボール』や『キャプテン翼』が世界中で読まれているという話は有名ですし、日漫画海外でもコアな人気を集めていますよね。この辺の事情はあまり詳しくないのですが、インターネットを通じて(違法か合法か定かではありませんが)日のアニメを観ている海外のヲタク層というのも存在します。 日はこれから先どんどん人口が減っていくでしょうし、漫画業界は「雑誌が売れない」時代に危機感を覚えています。こないだ記事にした「携帯電話で読める漫画」が増えている理由も、そうした危機感(と裏返しのビジネスチャンス)があるからかも知れませんね。 その“漫画の電子化”と双璧を為す突破口と語られているのが、“漫画海外展開”でしょう。 『ドラゴンボール』の例を挙げるまでもなく、コミックスを翻訳して世界中で販売する動きは随分昔からありました。また……雑誌についても、数年前に少年ジャンプの北米版が発売するというニュー

    ak9
    ak9 2012/04/26
  • 『ドラゴンクエスト1』のレベル1→レベル2→レベル3の「強くなった」感は半端ない やまなしなひび-Diary SIDE-

    皆で同じゲームを同時期にプレイしてTwitterに書き込む「れとげのまち」という企画があって、現在のお題が初代『ドラゴンクエスト』ということで、僕も初参戦しています。Wii版でファミコン版に挑戦中です。スーファミ版は昔クリアしたけど、ファミコン版は当時も途中までしかやっていなかったはず。 現在、ようやくリムルダールに着いたところ…… 途中ドラゴンに遭遇して一撃でHPの半分を削られて逃げてきました。10月10日までにクリア出来るのかしら。 さて。 ファミコン版の『ドラゴンクエスト1』(当然、当時は『1』という記述はなかったけど分かりやすくするために敢えて付けています)をプレイするのは当に久しぶりなんですが……大人になってからプレイすると、「よく考えてあるわー」と驚くところがたくさんあります。 最初、王様の部屋から出るところがチュートリアルになっている……というのは、よく言われる話ですが。そ

    ak9
    ak9 2011/09/28
  • アニプレックスは『化物語』の成功体験を引きずり過ぎだと思う やまなしなひび-Diary SIDE-

    作品としての好き嫌いは置いといて。 ここ数年間の“コンテンツビジネスとしてのアニメ商品”を考えるに、『化物語』とその製作会社アニプレックスの存在は無視出来ないと思います。 これから紹介する話は、『化物語』が初めてやったことは少ないけれど、色んな作品がやっていた試みをまとめて試みて大きな売上げを記録したということで―――アニメ業界の一つのターニングポイントになるのかもと思い、今敢えて書き残しておこうと思います。 どっちかというと、アニメに詳しくない人向けに書くつもりです。 頑張る。 1.「話数ごと」ではなく「話の一区切りごと」に分けてブルーレイ&DVDの販売 テレビアニメをブルーレイ&DVD販売する場合、通常は「2話ごと」とか「3話ごと」に分けて巻数表記で販売していきます。例えば、ポニーキャニオン製作『けいおん!』1期は全14話を「2話ごと」に分けて全7巻(14話目はテレビ未放送)、『けいお

  • 「U&I」の歌詞に込められた、『けいおん』を愛した人達へのメッセージ やまなしなひび-Diary SIDE-

    ※ この記事はアニメ版1期『けいおん!』全14話及び、2期『けいおん!!』の20話「またまた学園祭!」までのネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。 今日の記事は、2期20話「またまた学園祭!」までのネタバレを含みます。 分かっている人には分かりきった話。 『けいおん』は「何となく1話だけでも楽しい」「全話通して踏み込んで観るともっと楽しい」という二段構えの作品で、そのどちらの楽しみ方も正しいと自分は思っているので……後者の楽しみ方だけを押し付けるつもりは全くないんですけど。 後者の楽しみ方が分からない人に選択肢を用意する意味でも、「踏み込んで観るとどう楽しいのか」を解説することも大事かなと思って今日は書きます。 みんながみんな、一つ一つのセリフやカットに注目して観ているワケではありませんからね。 2期20話「またまた学園祭!」で歌われた「U&I」という曲の歌詞は、17話「部室がない!」

  • 「永遠に遊べるゲーム」が出たらゲームビジネスは終わる やまなしなひび-Diary SIDE-

    今日の記事がどんな内容なのかを最初にザッと説明してしまえば―― 「ファミレスの椅子が堅いのは、事が終わったらさっさと帰って欲しいから」みたいな話です。 ○ 永遠に終わらない『テトリス』 自分が“ゲームの面白さ”とは何か?という根源的なことを考えるきっかけになったのが、大好きなブログ『不倒城』さんが2005年に書かれたこの記事です。読んだことがない人は、是非一読あれ。 レトロゲーム万里を往く その47 テトリス 自分は『テトリス』以前のパズルゲームをほとんど知らなかったので目から鱗だったのですが―――『テトリス』以前のパズルゲームは基的に“解けば終わり”というもので、そのために大量のステージを用意するなどの「飽きさせない工夫」をしなければならなったそうな。 今でも、例えば『ゼルダの伝説』のダンジョンなんかはそうですよね。 最初の1周を自力で遊ぶと、なかなか解き方が分からなくてウンウン唸っ

    ak9
    ak9 2010/04/13
  • 『けいおん!』アニメで描かれた“時間の残酷さ”について やまなしなひび-Diary SIDE-

    ※ この記事はアニメ版『けいおん!』全13話及び、DVD&ブルーレイ最終巻に収録されている番外編その2「ライブハウス!」のネタバレを含みます。閲覧にはご注意下さい。 第2期が始まる前に、第1期の感想を書いておかなくてはエントリ。 テレビで放送された全13話でも何となくそうだろうとは思っていたんですが、第1期の実質的ラストの回にあたる「ライブハウス!」で「これで最後のピースが揃った」と再認識したので今日は『けいおん!』アニメの話です。「ライブハウス!」まで観た上で、第1期を振り返ってみようと思います。 実は自分、『けいおん!』アニメを「日常系」と呼ばれることに少し違和感を覚えるんです。 まー、何を「日常系」と呼ぶかって話なんですけどね。 「軽音楽部の日常を描く」という意味ならば別に間違っちゃいないんですけど、「今日も変わらぬ平穏な日常が過ぎました―――」みたいな意味ならば『けいおん!』って当

  • 『ドラゴンボール』を読んでも悟空に感情移入できない世代がいる やまなしなひび-Diary SIDE-

    ※ この記事は原作漫画版『ドラゴンボール』全編のネタバレを含みます。 筆者がアニメ版を未視聴なので、この記事ではアニメ版について一切触れないことを御了承下さい。 先月書いた『ドラゴンボール』終了のタイミングを考えるという記事は、おかげさまで多くの人に読んでもらえたようで沢山の御意見を頂きました。 沢山の御意見を頂くということはもちろん自分とは違う意見も少なくなかったんですけど、それも含めて「こんな意見があるのか!」と驚き、自分の中でも色々な発見がありました。御意見を下さった皆様に感謝です。 今日は、そうしたコメント欄から一つ紹介したいと思います。 自分には思いつきもしなかった発想。 <以下、引用> DB観始めたのがナッパにヤムチャが倒される辺りだったせいか 感情移入の対象が初めから悟飯だった為、せっかく主役交代したのに また悟空が返り咲いちゃったのがブゥ編の気に入らない所なんですよね。生き

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    ak9 2010/02/02
  • ミスター・サタンを英雄にしたもの やまなしなひび-Diary SIDE-

    ※ この記事は『ドラゴンボール』全編のネタバレを含みます 自分が『ドラゴンボール』のバトルにおいて特にベジータ戦が好きだということは以前に書きましたが(関連記事:ベジータは誰に敗れたのか?)、同じような理由で最後の魔人ブウ戦も大好きです。 悟空・ベジータ・デブブウ・サタンとそれぞれが個性を活かし、作品の象徴とも言えるドラゴンボールの願いを上手く使い、人々の思いを込めた元気玉で決着を付けるという展開が非常にアツく。何より、最後の最後でミスター・サタンを物の英雄にしてしまうところが『ドラゴンボール』が名作たる所以だろうなーなんて思うのです。 さて、そんな魔人ブウ戦ですが…… 実は兼ねてからずっと疑問がありました。 展開を簡潔に説明すると…… 界王さまの力を使って、ベジータが地球人全てに元気玉の協力を呼びかける →身内が協力してくれる →それでも全然足りず、悟空が叫ぶ →幼少時代に悟空が救って

    ak9
    ak9 2009/06/28
    俺もここ大好き。
  • 「ファーストガンダム」と呼べないなら やまなしなひび-Diary SIDE-

    「なんなんだよ!「ファーストガンダム」って!? こじゃれた呼びかたしやがって いまだに慣れねえよ。『“機動戦士”ガンダム』だろあれは」 これは『金魚屋古書店』第8集(小学館の青年コミックは巻ではなく集と呼ぶのだとか)にて出てくる台詞です。どういう文脈の中で出てくる台詞かは作品を読んでもらうとして、自分としては凄く懐かしい響きだなぁと思いました。 自分は2002~2003年くらいにやたらガンダムサイトを巡回している時期があって、その頃にこの手の言葉は毎日のように見かけましたし自分も言われたことを思い出したのです。 「ガンダムシリーズ」全般の中で『機動戦士ガンダム』一作品のことを語りたい時、「ファーストガンダム」「初代ガンダム」「最初のガンダム」と分かりやすく呼ぶ人達がいて、そうした人達に対して上述の台詞のように「ふざけんな。俺にとって『ガンダム』は『ガンダム』だ。余計な形容詞を付けるんじゃね

  • 天津飯にはどうして「かめはめ波が効かない」のか? やまなしなひび-Diary SIDE-

    今日の記事は『ドラゴンボール』全編に対してのネタバレがあるので、未読の方・これから読もうと考えている方は注意して下さいね。 ドラゴンボール的「転回」とウルトラマンの関係。 能力系の漫画がインフレしにくい理由。 非常に面白い記事で、これだけで三日三晩は語り明かせそうですね。 僕は『ウルトラマン』はほとんど観たことがないんですけど、『Dr.スランプ』なんかにも『ウルトラマン』の影響はチラホラ見られるんじゃないかと思います。そもそもウルトラマンが普通にペンギン村に住んでいたし(笑)。 とは言え、僕のスタンスは上で紹介させてもらった記事とはちょっと違います。 「かめはめ波」のような光線技とスペシウム光線との関連性を指摘するのは面白いなと思う一方で、「そこに留まらなかったからこそ『ドラゴンボール』は今でも語り継がれる名作になった」とも思っています。 「かめはめ波」で思い出す話が一つ。 「天津飯にかめ

    ak9
    ak9 2008/10/19
  • 『ドラクエ』の主人公に自分の名前を付けられますか? やまなしなひび-Diary SIDE-

    ちょっと前に「ヒロインは誰のもの?」という記事を書いて、『CLANNAD』の主人公は自分じゃないよねという自分の意見を述べたんですが…… コメント欄には結構自分と違う意見が頂けて、「なるほど。こういう考えもあるのか」と面白かったです。貴重なコメントを下さった皆様に感謝です。 主人公“だけ”に感情移入して物語を楽しめるのか―――という切り口は、かなり広がりそうな議論ですよね。 喩えば、群像劇なんかは「主人公“だけ”が活躍する」ワケではないのでそうした見方をすると爽快感に欠けますし、逆に僕みたいな群像劇好きからすると「主人公“だけ”がイイ思いをする」話というのは好きになれなかったりします。浮気とか二股とかをしている主人公が出てくると、まず「浮気をされている人」の気持ちになっちゃうんですよ。だから、『DEATH NOTE』の月が嫌いなのです。 ただまぁ……この切り口は最終的には「人それぞれ」にな

  • 「一度観ただけでは理解できない」はアニメDVDの販売促進に繋がるのか? やまなしなひび-Diary SIDE-

    先週、アニメ『電脳コイル』が最終回を迎えました。 アニメの中盤辺りは「専門用語の多さ」と「その専門用語が「誰も当の意味は知らない」と謎のまま進むこと」により、相当テンションが下がってしまい視聴が億劫になったところもあったのですが…… ところどころの演出はそりゃ目を見張るものがありましたし、ヤサコとイサコの友情物語として見ると最後はキレイにまとまっていて楽しかったです。群像劇フェチの僕の正直な気持ちとしては、「あのキャラもあのキャラも、イイトコなしで終わっちゃったな……」と言いたいことはありますけどね。 『電脳コイル』は、今週土曜から同じ時間で第1話から再放送だそうです。 専門用語が多くて「1回観ただけじゃ理解できない!」という意見も多そうですし、嬉しい人も多いんじゃないですかね?終盤明らかになった用語の意味を踏まえた上で、第1話から観返すのも面白そうですしね。 そう言えば、『電脳コイル』

    ak9
    ak9 2007/12/08
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