ブックマーク / kaze-no-katami.hatenablog.jp (13)

  • 季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記

    8月1日。朝、カーテンを開くと久方の青空。唯それだけの事で気持ちが晴れる。朝も摂らずカメラ片手に車を走らせる。行き先はいつもの「川口グリーンセンター」。 午前8時40分、開園前の駐車場には既に数台の先客。この時間帯に訪れる人の殆どは重装備のカメラマン達。流石に家族連れは未だいない。 午前9時、検温を済ませ入園。シャッターを切りながら散策、暑い。日焼けを避ける為に着て来た長袖のサマーセーター、堪らず袖をまくり上げる。マスク必須の園内の体感温度は更に上がる。 1時間程で早くも消耗。いつものように誰もいないテラスの日陰で休息。テーブルに置いたスマホの気象情報は、関東甲信越の遅い梅雨明けを伝えていた。 尚、今回もまた撮影した写真を約3分半の動画に纏め、以下の通りYouTubeにアップした。 季節の花(葉月)/風のかたみの日記

    季節の花 葉月 (一) - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/08/03
    今年は、梅雨明けが遅かったですね(^_^)動画とても癒されました。
  • ハーフは嫌(Half a year) - 風のかたみの日記

    そろそろブログを更新するタイミングかと思いつつ、いつものように全くやる気が出ない。そこで「はてなブログ」の「今週のお題」を覗くと「2020年上半期」の文字。どうやらこの半年間を振り返ってみようという企画らしい。 と、その時突然、楽する事ばかり考えている灰色の脳細胞を、あたかもガンマ線バーストのように名案が突き抜けた。「この半年の間に書いた記事の中から幾つかを選び、リンクを貼り付ければ一丁上がり。こんな美味しい『お題』を見逃す手は無い」 安直と言われようが手抜きと蔑まれようが、別に人様に迷惑をかける訳ではない。なまじ尤もらしい御託を並べ、思わぬ誤解を招いたり不快な印象を与えるよりは余程マシではないか。 早速状況を確認するとこの上半期に「花あり、あり、音楽あり」、良く言えばバラエティーに富んだ、実態は支離滅裂なブログを70編投稿している事が判明。この中から各月1編を目安とし、改めて御紹介申し

    ハーフは嫌(Half a year) - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/07/22
  • 季節の花(文月) - 風のかたみの日記

    今年もまた記録的な豪雨により各地に甚大な災害が発生、数多くの掛け替えのない命と財産を奪った。このようなニュースを見る度に、これだけ科学が進んだ現代、しかもその最先端を行く日において、未だに自然災害を防ぎきれないという現実をもどかしく思うが、そのような発想は神をも恐れぬ思い上がった所業なのだろうか。 「少しでも命が助かる可能性の高い行動を」。その言葉の重みを、今更ながらに痛感せざるを得ない。未だ油断は出来ないものの今は先ず、被災地の一日も早い復旧と、なお一層の治水対策の整備を願うばかりだ。 そして防ぎきれないと言えば、相変わらず「新型コロナウイルス」の感染。この流行が広く認知されるようになって既に半年以上が経過する。しかし今なお収束の見通しは立たず、それどころか感染者の絶対数は増加を続けている。 三密の回避、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの順守。自分なりにそれらを実行している心算でも

    季節の花(文月) - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/07/20
  • 今週のお題「納豆」(用も無いのに納豆売りが) - 風のかたみの日記

    久し振りに「今週のお題」について書いてみようと思う。因みにそのお題は「納豆」。何故この時期に納豆なのか考えてみたが、思い当るのは精々7月10日が語呂合わせ(7=ナ、10=トウ)で「納豆の日」だという事位しかない。 それはさておき、結論から先に言えば私は納豆が好きではない、というかはっきり言って嫌いだ。全く何が悲しくてわざわざ腐った豆などべなければならないのかと思う。「否、腐っているのではなく発酵しているのだ」。そういう反論が束になって押し寄せる事は百も承知。しかし、だからと言って嫌いなものが好きになる訳ではない。 私が「納豆」を嫌う理由は極めて明快だ。何よりも先ず「美味しくない」。そして「臭い」。更に「ネバネバと糸を引く」。以上の三点が挙げられる。 「美味しさ」については人間の五感や品の旨味成分等を科学的に分析、研究したレポートもあるが、要は個人の嗜好と考えるべきであろう。とすれば「納

    今週のお題「納豆」(用も無いのに納豆売りが) - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/07/15
  • 夏の始めのハーモニー(都人への密かなるオマージュ) - 風のかたみの日記

    先日たまたまYouTubeで海上自衛隊の歌姫、三宅由佳莉三等海曹の歌を聞き、甚く感銘を受けた。確かにあのような圧倒的歌唱力の独唱は、他の追従を許さないものがあると思う。しかし、それでも子供の頃からサイモン&ガーファンクルやCSN&Y、キャンディーズのフリークである私は、矢張りハモりが無いと何となく物足りないように感じてしまう。 という事で今回はその「ハモ」について深く掘り下げてみようと考えた。そこで早速「鱧」である。なんのこっちゃ。 ところで世の中には「長いもの」が苦手という人がいて、土用の丑の日などには一切興味は無く、全く鰻をべなかったり、中には写真を見ただけで嫌悪感を持つ場合もある。従ってそのような方は、これから先へは進まない事をお勧めする。 さて、かく言う私は「長いもの」の中で鰻は普通にべるが、流石に蛇は嫌いであるし、鰻と同じ仲間のウツボはべようとは思わない。因みに穴子もあまり

    夏の始めのハーモニー(都人への密かなるオマージュ) - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/07/13
  • バンカーの思い出(或いは失われたパトス) - 風のかたみの日記

    一年前、新橋烏森にある小さな飲み屋が、ひっそりとその歴史に幕を閉じた。 「バンカー」と言う名のその店は、元来、銀座のホステスだった女性が始めたもので、彼女が引退した後は息子の「マスター」がそれを継ぎ、一時期、若い女の子を雇った事もあったが、ここ数年は彼が一人で切り盛りしていた。 私は大学を卒業後サラリーマンになり、漸く新しい生活に慣れた頃から、部署は違うが同じ事務所内の先輩二人とつるんで行動する事が多くなっていた。 我々三人は仕事を終えると、同じビル内の居酒屋に集合。取敢えずビールとツマミで腹ごしらえをしてから、専らその「バンカー」に入り浸り、深夜まで酒ばかり飲んでいた。 そこはカウンターとボックス席を合わせて10人程で一杯になる狭い空間で、主たる客は元ホステスの頃から「ママ」の贔屓筋だった年配男性達。彼等は8トラックのカラオケのマイクを奪い合うように、リズムと音程の不一致度を競い合ってい

    バンカーの思い出(或いは失われたパトス) - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/07/09
  • 梅雨の晴れ間 - 風のかたみの日記

    暫く天気の悪い日が続いた。「梅雨だから仕方がない」と言ってしまえば身も蓋もないが、7月2日、この日は予報通り朝から「これはもう出掛けるしかない」ような快晴。取敢えず55~200mmのズームレンズを装着したミラーレス一眼だけを手に車に乗る。行き先は午前9時に開園する「川口グリーンセンター」。 駐車場を出て直ぐ、バイクに乗った近所のラーメン屋の主人に会った。恐らく昨日出前した器を回収しているのだろう。いつも通り私が右手を上げ合図すると、同じように返事をしてくれた。そう言えば暫く店に顔を出していない。 目的地への道すがら、好きな洋楽のCDに合わせ大声で歌いながらの運転。これは自粛ストレスの発散手段として、すっかりマイブームになった感がある。 埼玉県川口市立「川口グリーンセンター」は日の都市庭園100選にも選定された植物園だが、今般のコロナ禍により4月から休園。緊急事態宣言が解除された5月25

    梅雨の晴れ間 - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/07/06
  • 新型コロナで失くしたもの - 風のかたみの日記

    美々卯 京橋店 『二度あることは三度ある』その言葉に従えば、前回、前々回で投稿したレポとも店の紹介ともつかない料理写真張り付け記事を書けるのも、残すところあと一回。読者諸氏に於かれても、うんざりする事無く『仏の顔も四度』まで延長する心算で何卒お目こぼし願いたい。 さて、唐突ではあるが「うどん」か「蕎麦」かと問われれば、あなたはどちらを選ぶだろうか。私の場合は間違いなく蕎麦である。 子供の頃は御多分に漏れずスパゲティ小僧だったが、歳と共に次第に洋から和へと嗜好も移行、気が付けばいつの間にか蕎麦党に名を連ねるようになっていた。 では何故「うどん」ではないのか。蕎麦の方が物繊維が豊富で、蕎麦湯には血管を強くするルチンが含まれている、などという健康志向の問題では無い。考えてみれば特に「うどん」を嫌う理由も見当たらず、要は太い麺が苦手なだけなのかも知れない。 それでも年に一度、鍋が恋しい季節にな

    新型コロナで失くしたもの - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/06/30
  • たまに行くならこんな店 - 風のかたみの日記

    「味を占める」= 一度経験した利益に味を覚えて、またそれを望む。(広辞苑 第六版) そうなのである。私は味を占めてしまったのである。七面倒くさい理論を捏ね繰り回したり、何の役にも立たない美辞麗句を並べ立てたり、如何にも尤もらしい人生訓を宣うたり、人の神経を逆撫でするアジテーションを喚いたり・・・。別にそんな事をしなくても、美味しそうな料理の写真を何枚か張り付けるだけで、充分にブログは成り立つのである。 いきなり年甲斐もなく、世を拗ねたような書き出しから始めてしまったが、実際のところ文章を書くのが大儀に思えて仕方が無い。勿論、何も書かなくても何ら問題がない事は充分承知。それでも数日間、投稿せずにいると次第に不安を感じる。これはもう明らかに「新型はてなウイルス」に感染した兆候だ。 そこで考えたのは、またしても自分で作った訳でもない「料理写真の羅列」という安易な道の選択だ。有難い事に前回の日

    たまに行くならこんな店 - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/06/26
  • あの素晴らしい夜をもう一度 - 風のかたみの日記

    フェイスブックに登録している方ならご存知の事と思うが、メニューの中に「思い出」という機能がある。これは当該日と同じ月日に以前自分がシェアした写真や文章がある場合、それを表示し改めてシェアを可能とするものだ。 重要案件とは違い殆どは細かい日付など記憶していない出来事なので、ある意味備忘録的な役割を果たし、自分でも感慨深い事柄も多い。 そして今回「最近の出来事から過去の思い出まで、Facebookでの思い出の数々を振り返ってみよう」という直訳風日語と共に現れたのは、昨年事に出かけた東京都中央区日橋室町にある日料理レストラン「ざくろ」の記事。 そこで私の灰色の脳細胞が閃いた。 『今更フェイスブックでシェアしても詰まらないし、これを流用し写真を貼り付ければ、多少ページの表示が重くなるにしても、いつものショーも無い文章を捻りだす手間も省け、手っ取り早くブログが一つ完成するのではないか』 とい

    あの素晴らしい夜をもう一度 - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/06/23
  • 季節の花(水無月2) - 風のかたみの日記

    梅雨入り宣言から凡そ一週間余り。真夏を思わせる気温の中、流石にマスクを付けたまま炎天下を歩くのは、かなり危険である事を体感した。そして漸く昨夜から雨が降り続き、梅雨らしい肌寒い朝が訪れた。 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言解除後も、料買い出しは相変わらず三日に一度を守っているが、このところスーパーに行くと熟した梅の実が大量に並べられているのが目に付く。 それを見て私は、昨年久し振りに「梅酒」を漬けた事を思い出した。 上の写真は昨年仕込んだ時のもの。それが一年経つと下のようになる。 試飲してみると、これが甘い。否、甘過ぎる。明らかに氷砂糖の入れ過ぎである。フェイスブックの友人からソーダ割りにすればいいとアドバイスを貰ったが、どうしても飲みたい訳ではないので、暫く様子を見る事にした。その内、10年物になるかも知れない。 ところで雨が続くと困るのは先ず洗濯だ。我が家には乾燥機が無いので部屋

    季節の花(水無月2) - 風のかたみの日記
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    aka-yuri 2020/06/19
  • 季節の花(水無月1) - 風のかたみの日記

    暫くの間ブログの事は忘れてリフレッシュしようと考えた。「主語と述語の関係は正しいか、漢字は間違っていないか、『てにをは』は妥当か」等々、日常生活をする上であまり重要ではない事柄を考える手間から逃れたかったのだ。 ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。あろうことか安眠を貪る私の夢の中に「新型はてなウイルス」が侵入し、その夢の中で私はパソコンを立ち上げ、何やら一所懸命に文章をタイプしているのである。 そして目覚めると、どうした事か、つい先ほど書いた筈の素晴らしい名文は何処かへ消え失せ、そこには煌々と明かりを点けたまま、寝落ちした自分がいるだけなのだ。 思いの外、この病は重い。もう暫く休養が必要と思われる。 ところが更新を怠っている間にも前回のブログに付された「はてなスター」は増殖を続け、今やその数何と580。このままでは立寄って下さった読者の方々に対し、申し訳が立たないのである。 という訳で

    季節の花(水無月1) - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/06/12
  • 連載を終えて - 風のかたみの日記

    遠い日の夏、私はこの「青春浪漫 告別演奏會顛末記」という物語を書いた。きっかけは当時一浪中だった元学級委員メガネユキコ女史から「フェアウェル・コンサート」のライブ・テープの追加注文の連絡を受け、理由を訊けば、同級生だった女子が入院治療中なので見舞いに持って行きたいと言う。 私は辛うじて大学生になっており、しかも夏休み中バイトもせず家でブラブラしていたので、二つ返事で承諾した。そしてテープをダビングしている時、ふと、これだけではあまり芸が無いなと考え、コンサートの裏話を面白おかしく書く事を思いついた。 高校時代の日記、機関誌ダンディー、授業中に交換した様々なメモ、未だ鮮明だった記憶を辿って、およそ一週間ででっち上げ、直筆したノートを持って、わざわざ大学の図書館に行きコピーを取った。現在のように近所にコンビニなど無い時代である。 無いと言えばパソコン、携帯電話といった今ではあって当然の物も存在

    連載を終えて - 風のかたみの日記
    aka-yuri
    aka-yuri 2020/06/09
    応援しております(^_^)
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