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ブックマーク / research.ascii.jp (3)

  • 戦後最大のメディアのイス取りゲームが始まっている

    JR山手線に乗っていたら、有楽町のあたりでインド系と日人の2人連れが乗り込んできた。米国のスマートテレビ業界で注目される企業の1つ「Flingo」のCEOとマネージングディレクターだった。なぜわかったのかというと、日人は、わたしが編集長をつとめていた雑誌で何かとお世話になっていたW氏だったからだ。同社は、テレビメーカーに番組アプリや、映像認識やソーシャルテレビのための技術を提供している。 いまIT業界の話題は、「スマートフォン」から「スマートテレビ」に広がってきている。このコラムでも『「テレビ崩壊」はウソだと思う』と題して一度触れたことがある。次世代テレビに関する議論は1990年代から繰り返されてきたが、メーカー、放送局、行政、制作者・出演者、スポンサーなど、関係者が多くてなかなか進んでいない。しかし、音楽もそうだったし、米国では電子書籍が全書籍の売り上げの20%のを占めてきているのだ

  • ガラパゴス化の正体

    「Nokia 5800 XpressMusic」。ノキアのS60(シンビアンOS)採用端末ユーザーにはお馴染みのアイコンが並んだ画面だが、気の利いたテーマも配布されている。iPhoneと同じくキーボードを持たないところが最大の特徴。1カ月半ほど使い倒してみたが、ガラパゴスの外側を感じる。 2008年11月に発売された「Nokia 5800 XpressMusic」(以下5800XM)の出荷が、わずか2カ月あまりで100万台を突破したそうだ(単純には比べられないが初代iPhoneとほぼ同じペース)。「ノキアのiPhone対抗モデル」などと書かれることのある5800XMだが、iPhoneとの質的な違いは「ケータイ」としての完成度の高さだ。日ではボーダフォンが2004年に「702NK」として発売した「Nokia 6630」あたりから続いてきた、ケータイのオープン化路線の現在形というべきである

  • iPhoneとアンドロイド

    T-mobileのアンドロイド端末「G1」(左)とiPhone(右)。アンドロイドとiPhoneのアプローチは、実は結構異なっている。 米国の携帯電話ほど、不運な歴史を歩んできた業界はない。携帯電話(移動電話)とコンピュータが、どちらも戦後間もないほぼ同時期に開発されたものであることをご存じだろうか? 最初期のコンピュータの1つ「ENIAC」が公開されたのが1946年2月、同年6月には、AT&Tが自動車電話のサービスを開始しているのだ。翌1947年には、1980年代の携帯電話で使われるセルラー方式も開発されている。 現在のような携帯電話のサービスを最初に開始したのは日である(1979年)。早くから取り組んだはずの米国が遅れをとったのは、FCC(連邦通信委員会)の厳しい電波行政のためだとも指摘される。これにAT&Tの独禁法訴訟による分割と、それがもたらした混乱が追い打ちをかける。1980年

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