「Nokia 5800 XpressMusic」。ノキアのS60(シンビアンOS)採用端末ユーザーにはお馴染みのアイコンが並んだ画面だが、気の利いたテーマも配布されている。iPhoneと同じくキーボードを持たないところが最大の特徴。1カ月半ほど使い倒してみたが、ガラパゴスの外側を感じる。 2008年11月に発売された「Nokia 5800 XpressMusic」(以下5800XM)の出荷が、わずか2カ月あまりで100万台を突破したそうだ(単純には比べられないが初代iPhoneとほぼ同じペース)。「ノキアのiPhone対抗モデル」などと書かれることのある5800XMだが、iPhoneとの本質的な違いは「ケータイ」としての完成度の高さだ。日本ではボーダフォンが2004年に「702NK」として発売した「Nokia 6630」あたりから続いてきた、ケータイのオープン化路線の現在形というべきである