ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ ソ〜と発車時に音階を奏でる京急電鉄の「歌う電車」が近く、引退する。歌い始めて二十三年。その独特なメロディーは多くの乗客や鉄道ファンを魅了し、いつしか「ドレミファインバータ」という愛称で呼ばれてきた。最後の一編成の引退で、国内から歌う電車は姿を消すことになる。 それは、とても静かなイベントだった。十八日朝、京急品川駅を貸し切りの「歌う電車」が出発。約二百人の参加者は息を詰めて、床下から流れるメロディーに耳を傾けた。目的地の同社久里浜工場(神奈川県横須賀市)では車内での音と外からの音を聞き比べられるよう、何度も発車と停車を繰り返した。
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