Excelに代表される帳票ソフトが持つ使い勝手で、現場の担当者がタブレットやスマートフォンからビッグデータを手軽に扱える──。こんな機能を備えた「新世代帳票」の利用が加速している。牽引するのは、超「Excel」ソフトとも呼ぶべき製品群だ。ヤマハや小岩井乳業をはじめ現場主導のデータ活用を支えるべく導入する企業が相次ぐ。ビッグデータ全社活用を狙った新世代帳票の実態に迫る。
富士ゼロックスは2013年5月14日、手書きメモやホワイトボードなどのアナログ文書をOCR(光学文字読み取り)処理して電子化するクラウドサービス「SkyDesk PhotoNote」(写真)を拡充し、印刷帳票や手書き帳票をExcel形式のデジタル文書に変換できる上位版「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」を発表、同日提供を開始した。価格(税込み)は、1ユーザー当たり6カ月で1680円(支払方法はクレジットカード)。 前提となるSkyDesk PhotoNoteは、同社が2013年4月16日から無償で提供している文書電子化サービスである。スマートフォンやデジタルカメラで撮影した手書きメモなどのアナログ情報をSkyDesk PhotoNoteにアップロードすると、SkyDesk PhotoNoteがこれをOCR処理する。こうして抽出したテキスト情報をCRMサービス「SkyDesk
写真1●Java EEシステム向け帳票開発ツール「Elixir Report 8.4J」。データソースとの対応付けや出力する帳票のレイアウトなどをデザインするためのツール「GUIデザイナ」の画面 グレープシティは2012年1月12日、Java EEシステム向けの帳票開発ツールの新バージョン「Elixir Report 8.4J」(写真1)を2月24日に発売することを発表した。前バージョンの7.7Jから約1年ぶりのバージョンアップとなる。シンガポールのエリクサー・テクノロジーが開発した海外版のElixir Reportを基に、グレープシティが日本語版を開発および販売する。 Elixir Reportは、企業内やクラウドサービスに散在している様々な形式のデータから、業務で使う帳票を出力するシステムを開発するためのソリューション。帳票で利用するデータソースとの対応付けや出力する帳票のレイアウトな
日本のソフトウェア開発者、とりわけ.NET開発者にとって使いやすい"帳票ツール"はどれか。この観点で商用製品を選ぶときに、おそらく最初に名前が挙がるのがグレープシティの「ActiveReports」である。 .NETネイティブなコンポーネントとして提供されている同製品は、.NETのスキルさえあれば使いこなすことが可能。Visual Studioを使って開発を進められるうえ、特別な使い方を学んだり、独自スクリプトの書き方を習得したりする必要がない。 八巻雄哉――2003年グレープシティ入社。Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev Jan 2009 - Dec 2009。PowerToolsシリーズのテクニカル・サポートを担当する傍ら、製品開発やマーケティングにも従事。現在は、WPF/SilverlightとPowerT
Webのシステムが最も苦手にしているのが帳票システムだ。幾つかのソフトウェアは存在しているが、海外製であるために日本語の取り扱いに問題があったり、レポートテンプレートがビジュアル的に作れなかったりと問題点もある。 Excelで書かれた帳票テンプレート そんな中、ExCellaのとった方法は最適な解と言えそうだ。何せ使うのは一番慣れているであろうExcelなのだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはExCella、Excelをテンプレートに用いた帳票作成ライブラリだ。 ExCellaは全部で3つのパートに分かれる。ExCella CoreはExcelに書かれているデータをJavaオブジェクトに変換する。データベース以外の入力データでもExCellaを使えば簡単に帳票元データとして利用できる。 サンプルの帳票データ(公式サイトより) ExCellaはExcelファイルで作ったテンプレー
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