紹介 日本の農業機械の開発と農業の機械化は、岡山県児島湾干拓地から始まった! 岡山が農業機械の先駆者となった経緯をたどる。 畜力原動機の発明、外国製石油発動機の導入、地域の農業に適合した石油発動機の開発、日本型耕耘機第一号の製造、国産初のロータリー耕耘機の開発などを成し遂げたノベーションの推進者に共通しているのは、農家のニーズに即した機械をつくろうという、徹底した執着心を持って研究開発したことである。みな地域に根ざした研究開発であった。 目次 目次 はじめに 序章 研究史・地域 一.研究史概観 二.農業機械パイオニアの舞台岡山平野の干拓 三.干拓と灌漑用水 四.高位生産力地帯成立の条件 第一章 畜力原動機の開発 一.傘型畜力原動機の発明 二.畜力原動機の普及 第二章 藤田農場と大型農業機械 一.藤田農場の開発と経営 二.農業機械の開発 第三章 揚水と石油発動機 一.干拓地の用水問題 二.用