イーバンク銀行(東京都千代田区)に電話で、現金自動預払機(ATM)の利用手数料を無料にするように迫ったとして、警視庁丸の内署は27日、強要未遂の疑いで、豊島区南長崎、会社員、吉田正志容疑者(36)を逮捕した。調べに対し、吉田容疑者は「私がやりました」と容疑を認めているという。 丸の内署の調べによると、吉田容疑者は平成19年12月~今年1月、イーバンク銀のカスタマーセンターに数回にわたって電話をかけ、「ATMの無料の利用回数を3回にしろ、行員を猟銃で撃ち殺した方がいい。場合によっちゃ刺し違えたってかまわない」などと、手数料を無料にするように迫った疑いがもたれている。 丸の内署などによると、吉田容疑者はイーバンク銀に口座を開設していた。イーバンク銀は19年11月30日までは、ATMの利用手数料が銀行側の負担だったが、12月から利用回数が多い場合、利用者側が負担するように改訂された。その直後から