サリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろ 作者: さかはらあつし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/03/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る著者は44歳の男性、地下鉄サリン事件の後遺症と闘いながら、アカデミー賞受賞を夢見つつ、本書を書いた。まずは帯をそのまま引用しよう。 「小学生の頃から勉強一筋。なのに高校をビリで卒業し、共通一次試験は150点。全国模試を受ければブービー賞。要するに子どもの頃からまったくイケてないぼくが、「扉を叩き続けて」四浪で京大に合格。電通に就職したものの、地下鉄サリン事件に巻き込まれて退社。それでも人生投げることなくMBAをゲットし、さらには夢のアカデミー賞でレッドカーペットの上を歩いてしまった!」 というのだが、じっさいにはもっと著者の人生は数奇な事件に彩られている。最初に入学し