徳島労働基準監督署は8〜9月に管内8市町村のコンビニエンスストアで集中調査を実施し、調べた67店舗のうち89・6%に当たる60店舗が労働基準法などに違反していたと発表した。同労基署は改善を求めて指導した。 主なコンビニ5グループを対象に調べた。違反内容は▽定期健康診断をしていない(68・7%)▽労働時間の管理をしていない(40・3%)▽就業規則を作成・届け出していない(同)▽18歳以下の年齢確認書類がない(32・8%)など。また店長が月100時間の時間外労働をしていたケースもあった。 同署は「是正を求め指導を続ける。悪質な違反には書類送検など、厳しい処分も行う」としている。【大原一城】