鶴見俊輔に関しては正直ノーマークだった。プラグマティズムの輸入者程度に思っていた。 まさかハーバード大学でホワイトヘッドやラッセル、クワイン、カルナップといった英米系哲学者の、目もくらむメンツに直で教わっていたとは。 しかも分析哲学・科学哲学の俊英・伊勢田哲治氏が雑誌でインタビューしてるというじゃありませんか。伊勢田哲治氏がその事実を知った時はさぞや意外に感じただろうな、と思う。俺も何かの検索でみつけた時はびっくりした。 伊勢田氏が鶴見氏に突撃し、「あーた、いかにも日本風の思想家っぽく振舞ってるけど元々まっとうな分析哲学者だったんじゃないですかあ!」と問い詰めたり(そこまでカジュアルに言ってないけど大意は大体あってる)鶴見俊輔論を書いているのが『思想』2009年第5号の以下の記事。 ・『思想の科学』の原点をめぐって─鶴見俊輔氏に聞く─ 聞き手:藤野寛、伊勢田哲治 ・「言葉の力をめぐる考察」
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