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  • “都市伝説”は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』

    ホラー映画の巨匠・黒沢清監督が人役で登場する『オカルト』。映画製作の合間に考古学の研究をしている黒沢監督は、白石ディレクター(写真中央)らに古代文字の秘密を解き明かす。(c)CREATIVE AXA Co.,Ltd.2009 人間が吐き出した、嫉妬、恨み、怒り、悲嘆、中傷……といった廃棄物でできたドロドロのスープの中に、たった一滴だけ真実のエッセンスを垂らすと、やがて化学反応が起き、新しい都市伝説が生まれる。白石晃士監督は都市伝説を題材にした『口裂け女』(07)をはじめ、良識ある大人たちが眉をひそめるホラー映画を次々と撮り上げている注目の存在だ。現在、渋谷ユーロスペースで『オカルト』、キネカ大森で『テケテケ』『テケテケ2』と、都内で新作3が一挙に公開されるという珍しい状況になっている。 『オカルト』はフェイク・ドキュメンタリーという形式の中に、心霊写真、UFO、ポルターガイスト、古代遺

    “都市伝説”は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』
  • 何もかもが輝いていた第2世代オタクの青春グラフィティ『8bit年代記』

    劇場版『機動戦士ガンダム』が公開され、新宿アルタ前で行われたイベント「アニメ新世紀宣言」に1万5000人ものアニメファンが集った。YMOが続々と実験的な音楽を生み出し、マイコンが電子の世界の扉を開き、そしてコンピュータ・ゲームという未知の世界がうごめき始めた……。80年代とは、そんな「何か起きそう」なワクワク感と、わずかばかりのいかがわしさに満ち満ちた時代だった。 漫画家、ライター、ゲームクリエイター、ミュージシャン……。様々な顔を持つ謎の才人・ゾルゲ市蔵とは、知る人ぞ知るサブカル界の魔人である。その彼が、80年代とはどういう時代だったのかを当時のオタク少年の目線で描き出したコミックが、『8bit年代記』だ。 70年代初頭に生まれ、思春期にさしかかる時期にゲームやアニメの洗礼を受けた作者の自伝的コミックである作は、岡田斗志夫が定義した「第2世代オタク」の青春を余すことなく描ききった快作で

    何もかもが輝いていた第2世代オタクの青春グラフィティ『8bit年代記』
  • “嘘”という最大のタブーを犯す 偽ドキュメンタリーの世界

    松江哲明(映画監督) ドメンタリー監督。99年に在日コリア ンである自身の家族を撮った『あんに ょんキムチ』でデビュー。他の作品に 『童貞。をプロデュース』(07)など。 新作『あんにょん由美香』公開中。 『ライブテープ』が近日公開予定。 一般的には記録映像、記録作品とも呼ばれるドキュメンタリー。演出を加えないことが前提であるため、放送コードや倫理規制をも凌駕する多くの名作が生まれた。CBSドキュメントの「ピーター・バラカン」、報道カメラマンの「不肖・宮嶋」ら、ドキュメンタリーに一家言を持つ賢人が、そんなタブー破りのDVDを選出する。 ドキュメンタリーとは事実をそのまま撮ったものだから、ヤラセはご法度だと思いがちです。でも僕の定義では、ドキュメンタリーとは現実を素材にした物語。カメラで何かを撮ろうとした時点で、フレーム外に隠された部分を生み出すという演出をしているんですよ。つまり、作り手は

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  • Jリーグ赤っ恥! プロチームが格下クラブ・大学生に次々負ける深いワケ

    サッカー日本代表がスコットランド代表を撃破した10日、その陰で開催されている天皇杯において、J2(Jリーグ2部)の上位クラブ2チームがひっそりと大学生に負けていた。翌11日には人気No.1のビッグクラブ、浦和レッズが3部下のカテゴリーに不覚をとり、さらに3つのJ2クラブが敗退。いったいJリーグはどうなっているのか。 日サッカー協会に登録したチームがプロ・アマを問わず激突する国内最高峰のカップ戦、天皇杯。J1、J2が初めて登場した2回戦初日の10日、J1昇格を争うJ2上位チームが揃って大学サッカー部に敗れた。 1、2部制を施行するJリーグのすぐ下には、J2加盟をめざすクラブチームと、企業チームなどアマチュアが混在する全国リーグ「JFL」がある。実質的な3部リーグでレベルも高い。そのJFL首位を独走するSAGAWA SHIGA FCは、J2中位のザスパ草津に3-1(※得点表示はホームが左)で

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  • 学会との諍いとカルトの壁 幸福実現党元党首、敗戦の弁

    大方の予想通り、民主党の圧勝で幕を閉じた衆院選。さまざまな話題が取り上げられる中、幸福実現党の動向も大いに注目を集めた。同党元党首でもあり、現同党宣伝局長の饗庭直道氏に選挙戦を振り返ってもらった。 ――5月の立党会見のときよりも、スマートになられたような印象を受けますが、痩せたのは精神的な負担もあったのでしょうか? ほかの政党から嫌がらせがあったとか(笑)。 饗庭 公明党のことを言わせたいんですか(笑)。そんなことはないですよ。ただ、誰がやったかわからないのですが、ポスターが破られていたり、汚物が事務所の前に置いてあったりはしましたけどね。 「プレミアサイゾー」で続きを読む

    学会との諍いとカルトの壁 幸福実現党元党首、敗戦の弁
  • Perfumeやハロプロと何が違う!? ゲイに人気が出ないAKB48の謎

    最新シングル「言い訳Maybe」がオリコンデイリーランキングでSMAPの新曲を抑えて1位を獲得するなど、名実ともに”国民的アイドル”へと成長しつつあるAKB48(以下、AKB)。以前は一部のアイドルオタクにしか受けない局所的な存在だったのに、よくぞここまで来たもんだ……と、古くから応援してきたファンたちは感慨深いことだろう。しかし、現在の人気ぶりをもってしても、いまだにイマイチ浸透していない場所がある。何を隠そう、日が誇るゲイタウン・新宿二丁目だ。 来、ゲイには女性アイドル好きが多い。現に週末の二丁目では、ゲイバーのカラオケでモー娘。らハロプロ勢の曲を熱唱していたり、Perfumeの曲に合わせて踊り狂っているゲイの姿をよく見かける。ところがAKBに関しては、曲を耳にする機会がほとんどないのだ。さらにmixiのコミュニティの人数を比較しても、Perfumeのゲイ向けコミュニティには857

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  • 魅惑の観覧車ワールドへようこそ! 日本の観覧車大全写真集『ニッポンの観覧車』

    デートといえば、遊園地。遊園地といえば、まず頭に浮かぶのが観覧車だろう。ジェットコースターの苦手な人も安心して乗れるし、高いところに密室で二人だけという、ムード満点のアトラクションだ。 この『ニッポンの観覧車』は、北海道から沖縄まで、日全国の観覧車を紹介する写真集だ。大きなものに小さなもの、古いものから新しいものまで、観覧車も実に多種多様で面白い。天気ごとに色を変える札幌の「ノリア」や、秒針と同じ速度で進む、時計を模した、よこはまコスモワールドの「コスモクロック」など、意匠を凝らした全国153基の観覧車の写真とデータが揃った、まさに観覧車大図鑑といった写真集だ。60年も稼動し続けている観覧車には、「お疲れ様っス。まだまだ現役っスね」と、老いてなお盛んな印象を受けるし、”東洋一”なんてうたい文句の大観覧車は、日人として少し誇らしくもある。また、ビルと一体化させた構造的に新しいものや、”足

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  • CD文化からコンサート文化へ Jポップは「聴く」よりも「観る」時代

    CDが売れないといわれる中、音楽コンサート市場は活況を呈しているようだ。日経済新聞の9月10日付朝刊では、ぴあ総研による「集客型エンターテイメントのチケット市場規模」に関するレポートを引用し、2008年の音楽コンサートの市場規模が前年比3.9%増の約1,503億円となったと報じている。同年の音楽ソフト市場規模が前年比約92%の約3,617億円にとどまったこと(日レコード協会統計資料)を踏まえると、コンサートビジネスは異例の高成長を遂げているといえる。 これは、日に限った話ではない。音楽業界は世界的にコンサートビジネスへとシフトしており、有力なアーティストほどコンサート活動で稼ぐ傾向がある。たとえば米国の歌手・マドンナの場合、先月終了した世界ツアーにおいて計32カ国で350万人のファンを動員し、4億800万ドル(約375億9,700万円)の収益を上げている。一方で、マドンナのCD販売の

    CD文化からコンサート文化へ Jポップは「聴く」よりも「観る」時代
  • 松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇

    白い部屋に閉じ込められた主人公の奇妙な体験を描いた松人志監督作『しんぼる』。 前作『大日人』では世間から注目される男の葛藤をドキュメンタリータッチで 描いたが、『しんぼる』では監督自身の内面世界がより明確に映し出される。 (c)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.2009 興行収入12億円を収めた『大日人』(07)に続く、松人志監督第2作『しんぼる』が9月12日(土)から公開される。カンヌ映画祭でプレミア上映された前作『大日人』は国内では試写を行なわないという奇襲戦法をとったが、さすがに2度は使えず、今回は7月後半からマスコミ向け試写が設けられた。しかし、「お客さんにはニュートラルな気持ちで映画を観てほしい」という松人志監督の意向があり、作品内容は基設定以外は触れないようにとのお達し付き。映画宣伝のために松人志は活字媒体に頻繁に登場しているが、インタビューの多く

    松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇
  • 外国人も呆れる”エセチャリティ”『24時間テレビ』最大の過ちとは

    もはや夏の風物詩として定着した『24時間テレビ 愛は地球を救う』。今年で32年目を迎えて募金総額は272億円にのぼるが、一方で毎年お約束のように囁かれるのが「チャリティ番組なのに出演者にギャラが出るってどうよ?」という素朴な疑問だ。 これに対し日テレビは、「基的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払をしております」(2000年11月「放送倫理・番組向上機構」での回答)と説明しているが、実際には全ての出演者にギャラが発生しているのは公然の事実。その総額は2億とも3億ともいわれている。かつて91年の司会に起用された帰国子女の西田ひかるが、「まさか出演料が出るとは思わなかった」と、”日式チャリティ”のやり方に唖然としたという話は今では語り草だ。 実際、海外のチャリティイベントで出演料が発生する話はあまり聞かない。アメリ

    外国人も呆れる”エセチャリティ”『24時間テレビ』最大の過ちとは
  • 演技とエロスが絶妙にマッチ!『愛のむきだし』

    [徳光正行オススメポイント!] 最高のエロシーンを作り上げた若手女優の実力と根性に脱帽 作品を渡されたとき、最初は「こんなに長い作品を見せやがって! しかも主演がAAAの西島隆弘君だから、アイドル映画みたいに、ストーリーも何もない映画なんじゃねーの」と思いましたよ。でも、見始めたら最後までノンストップ。西島君も良い演技をしていて、かなり驚かされましたね。 とくみつ・まさゆき 1971年、神奈川県生まれ。タレント。徳光和夫の次男。『ザ・ゴールデンアワー』(東京MXテレビ)、『スペチャ!』(スペースシャワーTB)などで活躍中! もちろんサイゾー誌連載『愛のズルむけい地』に登場いただいているアノ人です! でも、いちばん驚かされたのは、ヒロイン役の満島ひかりちゃん。彼女が自慰行為をするシーンがあるんだけど、実は彼女とは知り合いで、見た後に感動のあまり「オナニーシーン良かったよ」とメールを打ったら

    演技とエロスが絶妙にマッチ!『愛のむきだし』
  • SMAP香取慎吾「両さん」シングルも大コケでTBS局内に吹きすさぶ寒風

    香取慎吾が「両さん」名義でリリースしたドラマの主題歌『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の売り上げが伸び悩んでいる。発売初日の販売数はオリコン調べで6,000枚。同社のデイリーランキングで5位という結果にとどまった。2日目にも5,000枚を売り上げ、ようやく1万枚を突破してはいるものの、同時期に発売されたB’zの『イチブトゼンブ/DIVE』の10分の1程度という販売数は関係者の期待を大きく裏切るもの。00年に発売され、累計130万枚以上を売り上げた『慎吾ママのおはロック』には遠く及ばない数字となってしまった。 ドラマの方も初回視聴率12.2%、2回目11.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)という低空飛行を続けており、「こち亀は何十年も続くシリーズものにしたい」と息巻いていたTBS局内でも、風向きが変わってきているという。 「完全に外してしまった……という雰囲気ですね。社内でも『香取くんの空回

    SMAP香取慎吾「両さん」シングルも大コケでTBS局内に吹きすさぶ寒風
  • 『けいおん!』”異常人気”に『紅白歌合戦』プロデューサーが出演を依頼!?

    アルバム『放課後ティータイム』(ポニーキャニオン)がアルバムランキングで1位を記録し、史上初となるアニメキャラクター名義での首位獲得を実現したアニメ『けいおん!』。番組放送終了後も人気を拡大し続ける中、ついに主人公の女子高生・平沢唯が愛用するエレキギターをイメージしたギターが公式発売されることとなった。”異常人気”とも言える『けいおん!』ブームをアニメ雑誌のライターは次のように分析する。 「バンドに夢を賭ける女子高生を描くという今までありそうで、意外となかった設定がウケた要因の一つでしょうね。何かに熱くなることがダサいと思われてしまう時代に、唯たちがひたむきに音楽に打ち込む姿は若者にシンパシーを与えたようです。とはいえ、バンドが演奏するシーンはそんなに多くないんですが、最終回で、文化祭の大切なライブを前にギターを家に忘れた唯が取りに戻り、再びステージに上がるまでのシークエンスはアニメ史に残

    『けいおん!』”異常人気”に『紅白歌合戦』プロデューサーが出演を依頼!?
  • メジャーレーベルを捨てた矢沢永吉の新作が音楽ビジネスを変える!?

    矢沢永吉のニューアルバム『ROCK’N’ROLL』が、8月17日付のオリコンチャートで3位にランクイン。推定5万枚強を売り上げるヒットとなっているが、今回のアルバムはその枚数以上のインパクトを、音楽業界に与えているようだ。 レコード会社関係者がこう語る。 「今回のアルバムは、矢沢さんが立ち上げたレコード会社『ガルル・レコード』からリリースされました。約20年所属したEMIミュージックを離れた今の矢沢さんは、いわばインディーズレーベルのオーナー兼アーティスト。そうした立場では、原盤権をふくめた著作上の権利を自らコントロールできるために、この枚数でも大きな収益を上げることができるんです。大手レコード会社の上層部には、”矢沢モデル”が広がることを警戒する向きもありますね」 大手レコード会社の強みは、全国に広大かつ強力なCD流通網を有していること。そのため、インディーズレーベルが有名アーティストの

    メジャーレーベルを捨てた矢沢永吉の新作が音楽ビジネスを変える!?
  • 「ヤンキー論」に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!(前編)

    『クローズZEROⅡ』(上)と『ROOKIES』(下)。 並べて気づくのは、ヤンキーは集合写真的な 構図が好きなんですね。「仲間との繋がり」を 意識できるからでしょうか? 映画やドラマの中で、今ヤンキーがもてはやされ、それとともにヤンキー文化を扱った書籍も目につくようになった。ゼロ年代も終わりを迎える日でなぜヤンキーがブームに?? そんな疑問に、社会の”再ヤンキー化”をいち早く嗅ぎつけた速水健朗が真っ向から挑んだ(いや、ちょっと斜めか……)。 『ヤンキー文化論序説』、『ヤンキー進化論』とヤンキー研究が今年の3月、4月に立て続けに刊行された。前者は、建築評論の五十嵐太郎を中心に、宮台真司、斎藤環、磯部涼、阿部真大といった新旧論者(実は筆者も片隅で参加している)がヤンキー文化について論じたもの。後者は『族の系譜学』の著者でもある社会学者・難波功士が「ヤンキー的なもの」がどこから生まれ、どう

    「ヤンキー論」に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!(前編)
  • 1週間で1年分売れる!? アニメ『けいおん!』経済効果を徹底検証(後編)

    ■前編はこちら 前述の山野楽器銀座店は「入荷後、即完売するという状況です。時には1週間で例年の1年分の数が売れることもあります」とコメント。また『けいおん!』のPOPで各キャラクター使用モデルをディスプレイしているイシバシ楽器店渋谷店も、「メーカーから仕入れられるだけ仕入れても、すぐに売れてしまうという状況です」と、『けいおん!』熱を客単価レベルで実感しているようだ。 「4~5月の、左利き用を含む『JB62』の売り上げは、例年の50%増。同シリーズの上位機種に関してはいずれも10~20%増となっています」と、神田商会の担当者は語っている。さらにこうも語った。 「今回のブームは一過性のものとせずに、ぜひとも定着させていきたいと思っています。例えばガールズ・バンドのイベント開催、可能であるならば、シグネイチャーモデルの発売など、『けいおん!』で火がついた楽器ブームを盛り上げていきたいと思っ

    1週間で1年分売れる!? アニメ『けいおん!』経済効果を徹底検証(後編)
  • Perfumeはもはや敵なし!? “フォロアー”が次々と自滅している

    音楽業界では古くから、「柳の下には5匹のドジョウが隠れている」と言い伝えられているという。一つのヒット曲が出たら、それを模倣した楽曲が必ず登場し、なぜか相応の実績を残すといった意味だ。バンドや歌手のあり方についても同様で、たとえば男性ダンスユニットが流行すれば、雨後のタケノコのように同種のユニットが登場する。それが音楽業界における伝統的なビジネススタイルだった。 しかし、そうしたやり方が通用しないケースもある。昨年大ブレイクを果たしたPerfumeである。先日も東京・代々木競技場第一体育館で二日間のコンサートを行うなど、向かうところ敵なしといった感がある彼女たち。音楽業界がその大成功ぶりを静観するわけもなく、多数の”Perfumeフォロアー”的ユニットが登場したが、そのほとんどがパッとしないのだという。 「エレクトロと呼ばれるダンスミュージックを取り入れたサウンドトラックは、その手の音楽

    Perfumeはもはや敵なし!? “フォロアー”が次々と自滅している
  • 音楽業界の力学に異変!?  主導権はレコード会社からマネジメント事務所へ

    音楽業界内で、マネジメント事務所の存在感が増しているという。バンドや歌手といえば、これまでは所属するレコード会社名をつけて「ソニーの○○」などと呼ばれることが一般的であった。しかし最近では、レコード会社よりも、事務所の名を冠して呼ばれることが増えているそうだ。 数あるマネジメント事務所の中でも、ここ数年で急成長を遂げているのが、仙台に拠点を置く「エドワードリミテッド」だ。同事務所には、モンキーマジックのほか、キマグレン、GReeeeNなどが所属。いずれも、短期間で人気アーティストの仲間入りを果たしている。 「エドワードリミテッドの場合、所属アーティストのほとんどがヒットを出しており、これは業界内で驚異的な実績と見られています。マネジメント界では従来、 “一つの人気グループに、多数の売れないアーティストがぶら下がっている”のが一般的でしたからね。同社は、現在最も宣伝力のあるといわれるエイベッ

    音楽業界の力学に異変!?  主導権はレコード会社からマネジメント事務所へ
  • アコムCM出演で失望? タモリの既存イメージと「タモリ的なるもの」

    今年3月から、タモリが消費者金融大手「アコム」のイメージキャラクターとしてCMや広告に露出していることに対して、世間では動揺と失望の声が広がっている。この件では、現在のタモリのイメージの良さと消費者金融のイメージの悪さが改めて浮き彫りになったと思う。 タモリ好きを自認する多くの人にとって、サラ金の広告塔になるのは「タモさんらしくない」行為だと映ったということなのだろう。だが、そもそも「タモリらしさ」とは何なのか。サラ金のCMに出ただけでがっかりされてしまうくらい、タモリが聖人君子のような扱いを受けるようになったのはいつからだろう。むしろタモリは、そのような世間のタレントに対するレッテル貼りに逆らい続けて、そこから逃れながらキャリアを重ねてきたのではないだろうか。 タモリはもともと、山下洋輔や赤塚不二夫らにその才能を見いだされるまでは、福岡出身のただのド素人だった。タモリが彼らを魅了したいわ

    アコムCM出演で失望? タモリの既存イメージと「タモリ的なるもの」
  • 幸満ちゃん殺害事件の裏にTBSのモラルなき蛮行 : 日刊サイゾー

    昨年12月、千葉県東金市の成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(5歳)を殺害したとして勝木諒容疑者(21歳)が逮捕された。だが、勝木容疑者が知的障害者であったため、全国の特別支援学校などから「いわれなき偏見を生んでいる」と訴えが続くなど、やり切れない状況になっている。 そんななか、「事件をめぐる一部の報道こそ、捜査をかく乱し、差別も助長した」という指摘が警察、弁護側双方から噴き出してきた。「特にTBSの女性記者の行動に対しては、さまざまな面での問題をはらんでいると批判を浴び、告発に発展するのではといわれています」(地元記者)  まずは、事件について振り返っておこう。県警の発表によると昨年9月21日の白昼、路上を歩いていた幸満ちゃんが勝木容疑者に声をかけられ、自宅マンションへと連れて行かれる。幸満ちゃんは部屋の中でマンガを読んで楽しんでいたが、途中でむずかりだしたため、腹を立てた勝木容疑者が風呂場へ幸