ロンドン(CNN) 旧東ドイツの国民車として知られる「トラバント」が、排気ガスを出さない電気自動車として生まれ変わり、フランクフルトで9月に開催される国際モーターショーでお披露目されることになった。 2ストロークエンジンを搭載した「トラバント」は、大気汚染の原因となる排気ガスを出すことで、「悪名高い」車種だったが、東西ドイツ統合後に生産中止となった。 しかし、ドイツの模型メーカー大手ヘルパ社が2年前、トラバントのミニカーを製作し、モーターショーに出品したところ大きな反響があり、実際の車として「復活」させることになったという。 ヘルパ社のダニエル・シュティーグラーさんによると、2年前のミニカー出店時には、約1万4000件の問い合わせがあったという。その9割が、復活を希望していた。 そこで同社は、トラバントの車体を利用し、エンジンを取り外して燃料電池に入れ替えた。さらに、太陽光エネルギーを利用