設計現場で遭遇する回路図にはたくさんの記号や配線が縦横無尽に描かれています.動作を読み解こうとしても,複雑すぎて多少の電気回路の知識では歯が立ちません.現場の生きた回路図には,性能改善やトラブル対策用の回路や部品が追加されており情報が多すぎるのです. どんなに立派に見える回路図でも,シンプルで小さな回路の素で構成されています.本書では,回路図を読み解くために最低限知っておきたい要素回路を101個集めて,動作波形や設計式とともに整理しました.味付けされていない骨回路を一つずつ覚えていけば,苦手な回路図が読めるようになることでしょう. 本書は月刊「トランジスタ技術」2011年4月号特集「基本中の基本!電子回路80選」を編集,加筆,修正したものです. 目次 イントロダクション 回路図を読み解く第一歩 最初は抵抗値やICの型名はみなくていい 第1章 アンプ 信号の振幅を大きくしたり,次の回路を力強
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