JPOPシーンでラップ/ラッパーという存在が市民権を得てもうずいぶんと経った。ここに来て女性ラップシーンが大きく動いているように感じる。 これまで日本のラップシーンに登場した女性ラッパーは決して少なくはない。だが、例えば男性グループのスチャダラパーやRHYMESTERのように、長きにわたって活動している人というと実は意外と少なかったりする。いわゆるヒットチャートを騒がせた人という意味で言えば、BENNIE K、HALCALIらが思い出されるほかは、倖田來未やAIが時たまラップ調の楽曲をリリースしているイメージ。そしてどういうわけか、皆さん、セクシーなお姉さん系ばかりが思い浮かぶ(HALCALIはちょっと違うが)。 そんな中、今年にわかに注目を集めそうなのが、彼女たちとは一線を画すビジュアルや歌詞世界が印象的な、いわば“文化系女子ラップ”なアーティストたち。ここからはその代表選手たちを見てい