ベルギーUniversity of Leuven(KU Leuven:ルーヴェン・カトリック大学)教授のIngrid Verbauwhede氏は2015年2月25日、半導体関連の国際学会「ISSCC 2015」のセッション24「Secure, Efficient Circuits for IoT」に登壇、「Circuit challenges from cryptography」というタイトルで、ハードウエアレベルでセキュリティーを確保する技術、量子コンピューター時代の暗号などを解説した(論文番号24.1)。 Verbauwhede氏はまず、IoT(Internet of Things)の主要なアプリケーションである医療分野や自動車の制御でセキュリティーが不可欠になっていることを取り上げた。医療分野では各種のセンサーで収集した健康情報のプライバシー確保はもちろん、セキュリティーがおろそかな