次世代暗号を対象とした解読コンテストで世界記録を達成

株式会社 KDDI 研究所 国立大学法人 九州大学 2013 年 7 月 19 日 株式会社 KDDI 研究所（本社：埼玉県ふじみ野市 代表取締役所長：中島康之）と 国立大学法人九州大学（本部：福岡市東区 総長 有川節夫）は、暗号解読コンテスト 「Thechnische Universitat Darmstadt Ideal Lattice Challenge*1」において、総当た り方式による計算では数万年かかるといわれている 128 次元のイデアル格子最短ベク トル問題を解読し、世界記録を達成いたしました。 次世代公開鍵暗号は、現在使われている公開鍵暗号*2 と比べて、より高速で安全性高 い方式が実現できる技術として期待されており、最短ベクトル問題の難解さを根拠とす る格子暗号*3 はその有力な候補の１つです。最短ベクトル問題は、あるベクトルの集合 （基底）に対して、ベクトルを組み合

[nekoruri]

「効率的な並列処理が困難とされていた解読アルゴリズムの高速化並びに並列化の開発に成功し、128次元のイデアル格子最短ベクトル問題を、商用クラウドの84台の仮想PCを利用して、約2週間で解読」