足立区では2008年から区民の視点に立った情報化を推進することを目的とした電子自治体推進計画を立て、内部業務系、学校教育系、住民情報系の3つの分野を載せる共通基盤で構成されるプライベート・クラウド型の情報システム基盤「足立区プライベート・クラウド」の構築を2012年4月から開始。 様々な場所から足立区の職員や教職員がこの共通基盤にアクセスすることを考慮し、利用者のログインを始めとする全てのセッションで利用者と業務サーバ間での双方向の認証機能を提供する認証基盤に公開鍵認証基盤(PKI)が最適と判断され、独自の認証局(CA)設置による相互認証を取り入れた業務システムを構築することになった。 PKIソリューションの選定にあたっては、大規模な公的機関で採用された実績があり、利用者のアクセス制御と管理機能が充実したPKI製品が求められており、そうしたニーズを唯一満たすPKIソリューションとしてエント