遺伝的プログラミング(Genetic Programing : GP) 遺伝的プログラミング(Genetic Programing : GP)とは,1992年にStanford大学のJohn Kozaらにより提案された進化論的計算手法である. GPは遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithms:GA)の遺伝子型を構造的な表現(木構造,グラフ構造)が扱えるように拡張したものである. これまでにGPは,ロボットの行動ルール,関数,電子回路などを木構造で表現することによって, ロボットの制御プログラムや電子回路の設計,株価予測,音楽の自動作曲など様々な分野に応用されている. GPのアルゴリズムのフローチャートを右下図に示す.基本的に通常のGA と同じく,評価,選択,交叉,突然変異の遺伝的操作を繰り返すものである. 初期集団の木構造の生成(Initialization) ランダムな個