70年代に松岡正剛氏が創刊した雑誌『遊』を刊行した工作舎の証言集『工作舎物語 眠りたくなかった時代』(左右社)が上梓されました。装幀を中心としたグラフィックデザインに関する執筆活動を続けてこられた著者の臼田捷治さんに、60年代から現在までを振り返っていただきました。 【以下からの続きです】 1/6:「印刷とデザイナーの協力関係が密な時代、それが60年代でした。」 2/6:「出版は原初のあり方に戻りつつあるのではないでしょうか。」 3/6:「『遊』は全部が豪速球でした(笑)。」 4/6:「デジタル技術とうまく距離を置きながら、その人らしさがにじみ出ているブックデザイン。」 再び、シルクスクリーン印刷 ──雑誌『デザイン』はグラフィックデザイン全般を取り扱っていたわけですが、臼田さんの著された本はすべて装幀に関するものですよね。 臼田:自分で限定したわけではありませんが、次第にブックデザインや
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