去る4月13日,GREEは業績の上方修正を発表した。 この不況下において,1月16日に続き,わずか3ヶ月後に今期2回目という異例のものだ。 21年6月通期の見通しとしては以下の通りだ。 ・売上高は,99億円 → 112億円 (1/16) → 128億円 (4/10) ・経常利益は,59億円 → 65億円 (1/16) → 73億円 (4/10) 上方修正の理由としては,「GREE」の会員数の伸びに加え、会員当たりの収入が上昇し、広告メディア収入及び有料課金収入がいずれも堅調に推移していることをあげている。ケータイ系SNSは「出会い系サイト規正法」「有害サイト規正法」強化等により伸び悩んでおり,ライバルであるモバゲータウン(DeNA)は昨年10月に初の業績下方修正をした。それだけに GREE の絶好調さはこの上方修正で際立つ格好となった。 では,このGREEの好調さを支える複合型ビジネスモデ