″新人″宇宙飛行士が体得した、異文化理解 実は熱いロシア人、真に打ち解けにくいアメリカ人? 2013年05月29日08時00分 新人宇宙飛行士・大西卓哉氏は、ロシア没入訓練で異文化理解を学んだ外国人と仕事をする際、まず欠かせないのは語学力だ。だが語学が堪能でも考え方や生活習慣の違いなどに戸惑い、なかなか溝が埋められないと感じたことはないだろうか。それは、宇宙飛行士の世界でも同じだ。国際宇宙ステーション(ISS)では、米国とロシアの宇宙飛行士が2000年から共に生活し始めた。かつて対立していた2大国は歴史や文化が異なるだけでなく、宇宙船の設計思想や訓練方法も対照的だった。■世界中に「アメリカ村」をつくる米国では、どのように相互理解を深めているのか。まず、アメリカは異文化対応で独特のアプローチを取る。世界のどこにでも「アメリカ」を作ってしまうのだ。たとえば日本の米軍基地内にはアメリカンスクール