スクリーン裏側のデバイスは何か 前回も紹介したとおり、2007年1月18日に渋谷のNHKスタジオで「プロフェッショナル 仕事の流儀」の収録をし(参考記事)た。そのとき、キャスターの住吉美紀さんのリクエストで仕事道具をカバンから取り出し、テーブルに並べて説明するというシーンがあった。最初に取り出したのは、もちろんPowerBook G4である。 2月8日の番組放映後、日本の視聴者からたくさんの反響が電子メールで寄せられたが、その中の数通は、このカバンの中身に関する質問だった。PowerBook G4のスクリーン裏側に装着されている「デバイス」は何か、また「そろばん」のように見えたものは何だったのか。どちらも放送時には説明が省かれていたため、こうした質問が届いたのだろう。 後者は、そろばんそのものだ。本連載の読者であればご存じのとおり、タンジブルビットの原点を説明する際の講演用小道具である。
![石井裕の“デジタルの感触” - 多重マシン生活者の環境シンクロ技法](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dc6784794dd5f91a41be1fe5ea0bfaa868c3c9d3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2007%2F07%2F15%2F20214%2Fl%2Fc75b5eb31e11ab42.jpg%3F20200122)