Unixライクな環境では必ず1度はお世話になるエディタと言えば「Vim」ですが、現代的な目線から見ると若干キーの操作が不思議なところがあります。特にカーソルの上下左右移動は横一列の「h・j・k・l」キーを使用するのですが、なぜ数あるキーこの4つが選ばれたのでしょうか?実はちゃんとした理由があったようなので紹介します。 「vi」開発者のビル・ジョイ氏が在籍していた当時、カリフォルニア大学バークレイ校に導入された端末がこちらの「ADM-3A」。 「ADM-3A」の外観はこんな感じです。 しかし現代的なPCと違い、この端末にはマウスがありません。カーソルの移動には現在のような専用のキーではなく「h・j・k・l」と同じキーを使っていました。 「h・j・k・l」キーのアップ。 そのような環境の中で、ビル・ジョイ氏が「vi」の開発を行ったため、カーソルの移動は当たり前のように「h・j・k・l」を使うよ