イギリスのEU離脱やトランプ次期大統領の登場。 異次元の金融緩和や資本主義の停滞。 そして、人工知能やバイオテクノロジーなど、科学の急速な進歩。 2017年の私たちは後の時代から見れば、大きな歴史の岐路に立っているのかもしれません。 そうした混迷の時代を生き抜くヒントが詰まっているといわれているのが、こちらの本。 イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が書いた、「サピエンス全史」です。 世界48か国で200万部以上を売り上げています。 世界中のそうそうたる知識人、著名人たちが、この本にコメントを寄せているんですが、皆さんこの本のどこにひかれているんでしょうか。 この本の特徴は、人類250万年の歴史を全く新しい切り口で解釈している点です。 7万年前に起きた認知革命。 1万2,000年前の農業革命など、人が発展を遂げたターニングポイントを4つの時代に分けているんですが、作者が全ての時代に