さて、生誕80周年の記念作品『コミック天才バカボンの時代なのだ!』という本をご存じだろうか。少年画報社から9月28日に刊行されたが、いわゆるコンビニ本なので気が付いてない方がいるかもしれない。これは赤塚ファンなら絶対買うべき1冊だ。 本書は、かつてフジオプロでアシスタントを務めた作家たちによる、ほぼ書き下ろしのアンソロジー本である。赤塚不二夫先生は完全な分業制で漫画を描いており、作風もその当時の体制によって異なっている。 第1期:人物担当に高井研一郎、ブレーンに古谷三敏、長谷邦夫を擁した時期。 第2期:近藤洋助をチーフとし、てらしまけいじ、しいやみつのりらが在籍。 第3期:第2期のスタッフのうちしいやみつのりだけが残り、チーフに昇格。 フジオプロは呑んべえ揃い 黄金期と呼べるのは第1期で、わが敬愛するとりいかずよし先生(『トイレット博士』)の他、土田よしこ、北見けんいちらの諸氏を抱え、フジ
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