遅くなりましたがTBSラジオ「アクセス」で放送された宮崎哲弥&宮台真司、両氏によるサブカル談議の文字起こし。Part.5は映画についてです。今回で最後になります。 宮台:今年は映画はとても良かった。というのは、観客動員数が今年は凄かった。が、興行収入全体は下がってるんです。何故かと言うと、映画の人かウーマンズデイとか夫婦でいくらとか、そういうので1000円で見ている人がとても多くなったんです。 ご存知のように、ヨーロッパやアメリカというのは封切り映画が500〜700円ぐらいで見られる。日本でももう少し安くならないのかという話がありましたが、1000円という価格だと基本的に多くの人が見に行く。そのぐらいの価値があるんだという事が見直された年なんですね。そういう意味で言うと、ありとあらゆる凋落メディアの中で映画だけが希望を見出せた。 宮崎:来年(今年)は駄目ですよ多分。資金がサブプライムで・・