社会格差が拡大し続ける中国。こうした現状にうんざりした若者たちのあいだで、政府に対する疑問の声があがりはじめた。そんな彼らが「お手本」にしているのが、社会主義国家の初代リーダー毛沢東なのだ。 【画像】「毛沢東色」に染まる若者たち 今、中国のZ世代のあいだで毛沢東の人気が再燃中だ。彼らは、図書館や地下鉄のなかで『毛沢東選集』を読み、オンライン読書会を開いてその内容を語り合い、音声や動画をネットに次々とアップロードして、その革命思想を広めている。 毛沢東といえば、中国共産党の初代主席であり、彼が主導した文化大革命は1965年から10年にわたって続き、無数の命が失われた。 毛沢東は1976年に死去した。だが現政府に不満を抱くZ世代にとって、彼は勇気を与えてくれるヒーローだ。 社会的不平等が悪化の一途を辿り苦境に陥る現代中国では、多くの若者が富裕層に搾取されていると感じている。そんな彼らにとって、
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