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ブックマーク / blog.livedoor.jp/beziehungswahn (7)

  • あなたは既にアルコールによって条件付けられている (「相棒」から学ぶアルコールの怖さ) : 場末P科病院の精神科医のblog

    12月22 あなたは既にアルコールによって条件付けられている (「相棒」から学ぶアルコールの怖さ) カテゴリ:アルコール男と女 (前回の続きである) 不思議なことに、一度その店でお酒を飲むと、また同じ店に行きたくなる。こういった経験は誰もがしたことがあろう。 (おかしいなあ、自分の好みの店じゃなかったのに。またこの店に来てしまった。) そして、同じ店に行くだけではなく、前回飲みに行った時に同じ席についてくれた同じホステスさんを再び指名してしまうこともよくあることであろう。 (あのホステスさん、全然、好みじゃなかったんだけど。変だな、また今日も指名してしまった。汗;) そして、あの杉下右京も全く同じだった。 --------------------------------------------------------------------------- 警視庁特命係の杉下右京は、いつも同

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  • 気分障害への補完・代替療法 その2(ビタミン類、ω3脂肪酸、ホルモン製剤) : 場末P科病院の精神科医のblog

    5月19 気分障害への補完・代替療法 その2(ビタミン類、ω3脂肪酸、ホルモン製剤) カテゴリ:双極性障害うつ病 (前回の続きである) 気分障害におけるビタミンVitamins in mood disorders ビタミンB(VB)、ビタミンD(VD)、葉酸、微量元素は、ニューロンの機能に必要不可欠であり、精神障害の特定のタイプ、特に、うつ病に対しては保護効果を与えることができる。栄養障害、慢性疾患、老齢、ストレス、遺伝子多型などによって、これらの栄養素が体内で枯渇する。VB12、VD、葉酸の低いレベルは、記憶力低下や認知機能障害に関連している。事から摂取された葉酸は体内でL-methylfolate(活性型)に変換される。http://en.wikipedia.org/wiki/Levomefolic_acidhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%89

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  • 抗精神病薬による脳への負の影響。その2 白質への影響 : 場末P科病院の精神科医のblog

    9月8 抗精神病薬による脳への負の影響。その2 白質への影響 カテゴリ:抗精神病薬灰白質と白質 前回、抗精神病薬の影響で脳の灰白質の容積が減少するということを紹介したが、抗精神病薬で影響を受けるのは灰白質だけでなく、脳の白質も影響を受けることが知られている。今回は、この抗精神病薬による白質への影響を調べた論文が年度のNatureで発表されているので、その論文を紹介したい。  既に、灰白質同様に、白質に関しても、統合失調症では初発時に既に変化が生じていることが報告されている(抗精神病薬にナイーブなケース)。この白質の変化は統合失調症の接続障害を反映する所見であろうと考えらている。もし、この統合失調症来の変化にさらに抗精神病薬の影響が加わわり、抗精神病薬によっても白質の統合性が低下してしまうのであれば、接続障害は改善することなく継続され、接続障害に由来する認知機能障害などは改善することな

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  • 場末P科病院の精神科医のblog

    2月7 未知のウイルスとの戦い 超高齢化社会の日 カテゴリ:新型コロナウイルス認知症 ここ1年ばかり世界はどこでも、コロナ、コロナ。皆、コロナ、コロナ。ニュースもコロナ、コロナ。学術論文も、精神医学の論文も、コロナ、コロナだった。 新型コロナウイルス関連の論文ばかり読んでいたせいか、しかも一気に論文が増えて(精神科関連だけでも1年間で2500件以上)、ブログを書く気がうせてしまったようである。 これまでに発表された傾向では、増加した数字は様々だが、新型コロナウイルスのパンデミックによって精神疾患が増加したという論文が世界中でどんどん発表されている。しかし、感染後の精神的な後遺症も含めて、その全容が正しく分かるのは数年後かもしれない。結果が判明するのは、まだ数年先。これからも論文を読んで勉強していく必要があろう。 (新型コロナウイルスによって精神疾患が増加) https://www.ncb

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  • ベルソムラという新しい睡眠剤が発売された : 場末P科病院の精神科医のblog

    11月17 ベルソムラという新しい睡眠剤が発売された カテゴリ:睡眠障害オレキシン 2014年9月26日に全く新しいタイプの睡眠剤であるベルソムラ Belsomra(一般名スボレキサント、Suvorexant)という薬が日でも承認された。国内では11月下旬から使用できるのではなかろうか。 (MSDのHPから。ベルソムラ承認のお知らせ)http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/2014/pages/product_news_0926_2.aspx(ベルソムラの治験について。治験番号 NCT01097616)。http://clinicaltrials.gov/show/NCT01097616 ベルソムラは世界初のオレキシン受容体1・2(OX1R、OX2R)を同時に阻害する睡眠剤である(dual orexin receptor antagonist

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  • 抗精神病薬による脳への負の影響。その1 灰白質への影響。 : 場末P科病院の精神科医のblog

    9月1 抗精神病薬による脳への負の影響。その1 灰白質への影響。 カテゴリ:抗精神病薬灰白質と白質 統合失調症(SZ)の患者における抗精神病薬による脳の形態学的な変化(morphological change)が多くの研究レポートで報告されている。これまでは抗精神病薬による脳の灰白質の容積の減少や脳室の拡大を報告するレポートが主であったが、最近では、脳の白質にも異常(FA値の低下、など)をも報告するレポートが増えてきている。今回と次回にわたって、この抗精神病薬による灰白質や白質へのダメージに関する論文を紹介したい。 この脳の形態学的な変化に関する概要は下のトロント大学のNeurowiki 2013:脳の形態と統合失調症(Brain Morphology and Schizophrenia)やFuller Torreyらが書いた解説が良いレビューになると思えるので下にURLを紹介しておく。h

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  • 悪夢と通常夢と明晰夢(その1 悪夢への対処方法) : 場末P科病院の精神科医のblog

    3月29 悪夢と通常夢と明晰夢(その1 悪夢への対処方法) カテゴリ:悪夢と明晰夢睡眠障害 時々、無理なことを訴える患者さんがいる。悪夢を見ないようにしてほしいと言うのである。悪夢を消すような薬を出してほしいと言うのであるが、そのような薬は開発されていないと説明している。自分の睡眠中の夢ですら自由にならないのに、ましてや、他者の夢まで自由に操作して消したりすることなどはできないように思える。しかし、悪夢は人にとっては相当に苦痛な症状だと思われる。頻回に悪夢にうなされるのであれば何らかの対処が必要になろう。  今回は悪夢の対処方法について触れてみたい。  英語版ウィキペディア「悪夢 nightmare」によれば、夢の最中に感情が誘発されるのだが、ネガティブな感情を体験する時間は夢の総時間の約75%にもなるらしい。夢の中ではポジティブな感情よりもネガティブな感情を体験し易いのである。人の夢は

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