社会問題、著作権問題などを扱う作家のなかでも、突出して真っ向勝負を挑んでいるのが岡本光博氏だ。一見するとクスリと笑ってしまう作品、例えばアートフェア札幌 2015にもコンテンポラリーアートを取扱うギャラリー「eitoeiko」(エイトエイコ)から出品していた「モレシャン」などがあるが、その作品のコンセプトを知るとなんとも言えない気持ちになる。彼の作品には“際どさ”を越えた、思わず口を噤んでしまいそうな背景があり、観る者へ衝撃を与えることも少なくない。2016年も目が離せない岡本氏に、数年前に話題を呼んだ作品から最新作、プロジェクトまでの話を聞いた。 まずは自己紹介をお願いします。 1968年6月9日京都生まれです。これまでインドやドイツなど色々な国の滞在制作プログラムに参加したり、時には自腹で海外で制作してきました。アーティストとして活動を始めて26年、そしてディレクターも務める京都のギャ
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