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MENU ジブリ本で活躍しているカンヤダさん 2021年2月21日 最近発売されたジブリ関連本で、何度も名前がクレジットされているカンヤダさん。 まず、ジブリ本に最初に名前が登場したのは、鈴木敏夫さんが書いた小説『南の国のカンヤダ』から始まります。 カンヤダさんは、元々鈴木敏夫さんと同じマンションに住んでいたことで、エレベーターで顔を合わせるようになり、そして友達になったというタイ人の女性です。 鈴木さんは、カンヤダさんをモデルにして、ノンフィクション小説『南の国のカンヤダ』を書き下ろしました。 カンヤダさんはシングルマザーで、現在はタイのパクトンチャイという町で暮らしています。 タイで育ったということもあって、カンヤダさんはジブリの洗礼を受けておらず、鈴木さんのことも最初は知らなかったようです。おそらく、そういうったところにも付き合いやすさがあったり、カンヤダさんの媚びない性格に惹かれて
MENU 『風の谷のナウシカ』に高畑勲が下した採点は30点 2017年1月11日 『風の谷のナウシカ』は、いまでは歴史に残る名作と位置づけられていますが、宮崎駿監督の先輩であり、『風の谷のナウシカ』でプロデューサーを務めた高畑勲さんは、本作の評価を30点と下していました。 辛口の評価となったその理由は、昔から宮崎駿監督の才能を知っているが故、本作での飛翔を期待した厳しい採点だったわけですが、この評価が原因となって、騒動が起きるのでした。 宮さんの実力からいえば30点 この30点の発言は、公開されて間もなく発売されたロマンアルバムに掲載されたものです。 高畑: プロデューサーとしては万々歳なんです。ただ、宮さんの友人としての僕自身の評価は、30点なんです。 宮さんの実力からいえば30点。もちろん原作を映画にするという点では、まったく申し分なかったんですが、この映画化をきっかけに宮さんが新しい
MENU 押井守監督が作るはずだった『ルパン三世』 2016年10月15日 押井守監督が、劇場版『ルパン三世』の監督を務める予定だったのをご存知でしょうか。 宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』公開から5年後の1984年。テレビシリーズ『ルパン三世 PartⅢ』の放映に伴ない、第3作目となる劇場版『ルパン三世』の製作が決定しました。 当初は宮崎駿監督に、再び監督要請が行きました。しかし、宮崎監督はこれを拒否して、当時宮崎監督の事務所「二馬力」に居候していた、押井守監督を推薦します。 この頃、押井監督は『うる星やつら』で評判となり、「天才少年」と噂されていたこともあって、すんなりと監督就任が決まります。公開時期まで決まり、劇場ではチラシが配布され、押井監督の『ルパン三世』が告知されました。 しかし、ここまで進みながら、押井版ルパンは頓挫してしまいます。その理由は、押井監督が拘った脚本
理化学研究所 放射光科学総合研究センターの特設サイト「SACLA」の特設コーナー「SACLA×GENIUS」にて富野由悠季監督のインタビューが掲載されています。 各界の著名人をゲストに迎え、科学技術の魅力を語るというコンセプトのもとで、理化学研究所放射光科学総合研究センター 石川哲也センター長の解説を交える形でのロングインタビューとして実施されたものです。 そのインタビューのなかで、宮崎駿監督の『風立ちぬ』について、エンジニアの観点から語っています。 『風立ちぬ』に描かれたエンジニアの現実と、宮崎駿との共通点 富野: エンジニアリングの問題は、宮崎駿さんの『風立ちぬ』が良い例です。あれはゼロ戦を作った堀越二郎の物語ですが、同時に飛行機の発達史にもなっている。そこで描かれているのは20世紀型のエンジニアリングです。飛行機って原子力みたいに危険なものじゃないから、「試作→失敗→改良」という過程
『崖の上のポニョ』が公開されて間もないころに行われた、鈴木敏夫プロデューサーと押井守監督の対談を文字に起しました。押井守監督が、『ポニョ』の率直な感想を語っています。 この当時、『ポニョ』と同時期に、押井守監督も『スカイ・クロラ』を公開しており、話は『ポニョ』『スカイ・クロラ』、それから『インディージョーンズ』の3本の対比から入っていきます。 ジブリ作品の批評に気を使う人が多いなか、押井守監督は辛辣に語るので面白いですね。オープニングのクラゲの群生シーンには、押井さんも驚いたようです。 年を取れば、映画にあの世が出るのは当たり前 鈴木: 『インディージョーンズ』観た? 押井: ううん。 鈴木: 『インディージョーンズ』観てない? 要するに、インディージョーンズが、あるときチョエチョメして、そのときに出来てた子が大きくなってたって話なのよ。 みんな、なんで親と子が出てくるの? 宮さんもそうだ
MENU 『ルパン三世 カリオストロの城』豆知識まとめ 2015年1月16日 本日は、宮崎駿監督の長編アニメーション初監督となった『ルパン三世 カリオストロの城』が放送されます。ということで、カリオストロの城の豆知識をまとめてみました。 本作は、予算も時間も少なくて、たった4ヶ月で作ってしまったことが有名ですね。そのことについて、宮崎監督は妥協も多くダメージになったことを語っています。 劇場公開時のキャッチコピーは3点 「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない。宮崎駿」 「巨大な城が動き始める! 影の軍団が襲ってくる!」 「生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!」 当初は、大塚康生に監督の依頼がきたが、気乗りしない大塚は宮崎駿に監督就任を要請した。 当時の宮崎は日本アニメーションで高畑勲らと『赤毛のアン』のレイアウトや場面設定を担当していたが、これを降板して1979年
昨日、新宿バルト9で開催された『夢と狂気の王国』公開記念イベントで行なわれた、トークイベントの模様を文字起こししました。 三者対談として、プロダクションI・Gの石井朋彦プロデューサー、スタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサー、川上量生プロデューサーと、三名のプロデューサーが集まり『夢と狂気の王国』の感想から、今後のアニメーションについて、高畑勲伝説などを語りました。 夢と狂気を孕んだスタジオジブリ 川上: なんか、緊張しますね。 齋藤: 昨日から、ずっと緊張していて。 石井プロデューサーみたいに、出たがりプロデューサーじゃないんで。 石井: 全然そんなことないですよ。 川上: 『夢と狂気の王国』ご覧になって、いかがでしたでしょう? 石井: すごく面白いドキュメンタリで。ぼくは前に『となりの山田くん』『千と千尋』から、『ゲド戦記』ぐらいまで、ずっとジブリに在籍してきたもんですから、もうほんとに
先日放送された、鈴木敏夫プロデューサーが出演した、「水トク!子供に聞かせたい「お金儲け」の話をしよう」を文字起こししました。 このときの放送で、ジブリ作品が100億円を越える興行収入を上げながら、お金が貯まっていかないという、その内情を語りました。 ここでは語られていませんが、興収155億円の『崖の上のポニョ』でも、採算ラインに届くのがやっとだったそうです。もしかしたら、『風立ちぬ』は赤字かもしれませんね。 中山: 今日は、鈴木さん、「お金儲け」ということがテーマなんですけど、なかなかこういったテーマでお話しすることはないですよね? 鈴木: これは、僕初めてなんじゃないかな。 「お金儲け」の話はした記憶がありません。 中山: じゃあ、今日は貴重なお話が。 鈴木: はい。勉強します。 あの、『風立ちぬ』はですね、ほんとうにいろんな方に観ていただいてね、僕としてはすごく嬉しい。 だけど、ちょっ
「TV ブロス」に掲載された押井守の『風立ちぬ』評を、やっと読みました。 発売日に買ってはいたんですけども、自分が映画を受け止め切れていないのに、押井評に引っ張られると別の映画になりそうなので、読まずにいました。 ところが、いざ読んでみたら、宮崎駿監督を昔から知っている友達ならではのもので、“宮さんってこんな人”っていう紹介に近い内容なのでした。 二郎は宮崎監督であり、限りなく自分の持っているものを正直に出している、と評価していますね。 旧友への愛と尊敬を感じます。ツンデレっぷりも、押井さんらしい。 押井さんは、宮崎駿監督を羨ましく思っている人なんじゃないかな。 簡単にまとめると以下のような内容を、押井さん独自の視点で解説しています。 宮さん自身が剥き出しの、自分だけのために作ったオレ・ジブリ 『風立ちぬ』について ・原作の主人公はブタなので、映画もヒロイン以外はブタだと思っていた。 ・僕
かなり昔のアニメ雑誌に掲載されていたものですが、庵野秀明監督が描いた「風の谷のナウシカ 回想録」が、非常に面白かったです。 師弟関係として有名な、宮崎駿と庵野秀明のふたり。最近では、一緒に被災地へ訪問して、チャリティを開催したり仲の良いところですが、このふたりがいちばん最初に出会ったころの、ナウシカ制作にまつわる昔話は、あまり知られていないんじゃないでしょうか。 画像のテキストだと読みづらいので、文字に起こしてみました。 非常事態宣言のもとみんなは働くオモチャさながら 最初の宮崎さんとの打ち合わせの時はもう完全にあがってしまい、ただ「ハイッ」と言うほか何も言えませんでした。宮崎さんについてはとてもきびしい怖い方だと聞いていましたが、そんなことはなかったです。僕がトップクラフトに居たのは11月1日から2月のはじめぐらいで、最期までねばっていた原画の1人でした。僕が入った頃はすでに“非常事態宣
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