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ブックマーク / heapsmag.com (44)

  • 「濡れ場」に立ちあうインティマシー・コーディネーターという仕事。#MeTooのあとで。テレビと映画の製作現場も変わるとき | HEAPS

    「濡れ場」に立ちあうインティマシー・コーディネーターという仕事。#MeTooのあとで。テレビ映画の製作現場も変わるとき 「役者なら、“そのくらい”できるだろ?」の “そのくらい” とは、どのくらいか。 ハリウッドで「#MeToo」運動が起きてから約2年。セックスシーンをはじめ、身体の接触のあるシーンを製作する際に、リハーサルや撮影に立ち合い、役者の身体的・精神的安全を確保する「インティマシー・コーディネーター」という仕事へのニーズが高まっている。 二人の主演の発言。それは、“正しい”撮影現場だったのか? 題に入る前に、『アデル、ブルーは熱い色』という、2013年にカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した作品について振り返りたい。パルム・ドール史上初めて、監督のほか、若手の主演女優の二人にも賞が贈られた同作品。その演技もさることながら、きわめて写実的かつ10分間と長い女性同士の

    「濡れ場」に立ちあうインティマシー・コーディネーターという仕事。#MeTooのあとで。テレビと映画の製作現場も変わるとき | HEAPS
  • 消せない最悪のタトゥーを"隠す"彫り師。足を洗うギャング「過去の烙印に重ねる新たな絵」 | HEAPS

    「俺の店に、顔にギャングタトゥーの入った男が来て。そのタトゥーを隠したいから重ねるようにして他のタトゥーを入れてくれないかって聞いてきたんだ」 タトゥーショップを経営しているある彫り師のもとに訪れた依頼。必死な客に、カバーしても大きなタトゥーが顔に残ってあまりいい見てくれじゃなくなってしまうだろう、と正直に告げると、「男は悲しく傷ついた目をしてね。こっちの心が痛くなった。何かできるんじゃないか、そう思ったんだ」。この一件があるプロジェクトを生む。 消し去りたいタトゥー、無料で“カバー” メリーランド州ボルチモア。全米でも屈指の治安の悪さで知られ、キッズを悪道に導かないためのヨガプログラムがあるなど、ギャングや貧困層たちがひしめく街だ。そこで20年以上、街のみんなにインクを入れつづけてきた古株の彫り師、デイヴ・カットリップ(Dave Cutlip)がはじめたのが、「過去に入れた“お困りのタト

    消せない最悪のタトゥーを"隠す"彫り師。足を洗うギャング「過去の烙印に重ねる新たな絵」 | HEAPS
  • 嫌悪と酷評を浴びるも17万部売りあげた〈伝説のマリファナジン〉発行人(82)がいま語る制作裏とラブ&ピース | HEAPS

    棚の脅威”と呼ばれた超絶ディープで激ドープなアングラマリファナ専門雑誌。当時の制作裏についてを82歳になった人に聞く。ああ、ラブ&ピースが溢れる。 ルールが存在しない一番自由な文芸、ジン。「1920年代のSF愛好家たちが作った個人出版物が起源でしょう」派もいれば「いやいや、トマス・ペインの『コモンセンス』が最初でしょう」派もいる。 『コモンセンス(常識)』は歴史上でもっとも影響力のあったパンフレットの一つ。1776年、教科書でもおなじみ(?)の政治活動家トマス・ペインが、独立戦争のときに「アメリカが独立することの正当(常識)」をうったえて、多くの人を鼓舞しベストセラーに。自己出版からはじまった一冊のパンフレットが独立戦争を勝利へ導いた、といわれる。 さて、時は2018年。大変便利な世の中になったというのにその古臭いカルチャーは廃れない。どころか、絶え間なく人間的な速度で成長し続ける〈

    嫌悪と酷評を浴びるも17万部売りあげた〈伝説のマリファナジン〉発行人(82)がいま語る制作裏とラブ&ピース | HEAPS
  • ビートルズの隣にはいつも“彼”がいた。下積み時代から50年来の親友クラウス・フォアマンが語る。| HEAPS Magazine

    あのザ・ビートルズのメンバーみんなから愛された男がいる。彼の名はKlaus Voormann(クラウス・フォアマン)。 ドイツ人アーティストでミュージシャン。そしてビートルズのアルバム『Revolver(リボルバー)』のジャケットデザインを手がけた、ビートルズの下積み時代からの友人だ。 1962年にマッシュルームカット&スーツ姿でデビュー、女の子たちの金切り声で迎えられたビートルズ。デビューから4年後の66年にリリースしたリボルバーは、いままでのアイドル路線の甘いメロディを裏切るかのような前衛的な新しいサウンドで、ビートルズがアーティストとして成長する過渡期にあったアルバム。 発売からちょうど50周年にあたる8月5日に、ジャケットデザイン誕生秘話をもとにしたグラフィックノベル『Birth of an Icon: Revolver 50(バース・オブ・アン・アイコン:レボルバー50)』(英・

    ビートルズの隣にはいつも“彼”がいた。下積み時代から50年来の親友クラウス・フォアマンが語る。| HEAPS Magazine
  • 「寝る以外は24時間労働」何が何でもライブを成功させるステージ職人〈ローディー〉。バンド裏、ど根性労働スピリット | HEAPS

    「寝る以外は24時間労働」何が何でもライブを成功させるステージ職人〈ローディー〉。バンド裏、ど根性労働スピリット 「雨も雪も竜巻もハリケーンの日も。可能な限り多くのファンに最高のステージを観せてやる。それが俺たち“ローディー”のプライドだ」国民的ロックバンドKISSの〈元祖ローディー〉。 楽器運搬、テクニシャン、バンドの世話係。肉体派ライブ職人「ローディー」 1つのバンドが、1人のミュージシャンが、曲をつくりライブをおこなうには実にさまざまな人々が動くことになる。プロデューサーにレコードレーベルの宣伝部、コンサートプロモーター、サウンドエンジニア、広報、グッズ製作会社。 そして忘れてはいけない。“彼ら”がいなければライブは成立しないといわれるのが、〈ローディー〉だ。準備中のライブ会場に早めに着くと、バンから会場に機材を運び出している彼らに遭遇することもある。仕事は、ミュージシャンが使う機材

    「寝る以外は24時間労働」何が何でもライブを成功させるステージ職人〈ローディー〉。バンド裏、ど根性労働スピリット | HEAPS
    akihiko810
    akihiko810 2019/08/24
    面白い>ローディーは、ただ機材を運ぶだけじゃないんだ。照明係、音響係なんかの会場スタッフ、プロモーター、プロモーター補佐が右往左往している空間で、自分がいまなにをしているのか、自分の役割を見極め
  • #005「東の無名バンドを英音楽番組に出演させよ」史上初、共産主義国のアングラバンド"逆輸入"実録。ーベルリンの壁をすり抜けた"音楽密輸人" | HEAPS

    #005「東の無名バンドを英音楽番組に出演させよ。史上初、共産主義国のアングラバンド“逆輸入”実録」 教会での違法パンクライブを成し遂げた、ぼくマーク・リーダーと東西の音楽狂たち。この偉業の成功で勢いに乗ったぼくのもとに一件の依頼が舞い込んできた。それは、国イギリスで人気を誇っていたテレビ音楽番組『The Tube(ザ・チューブ)』からだった。80年代の人気バンド、たとえばフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやバナナラマなどの登竜門だった番組が、西ベルリンに出張し地元のミュージックシーンを紹介する“特別番組”を作りたいと言い出した。そこで、ミュージシャン兼ファクトリーレコード特派員であってベルリンの音楽シーンにも詳しかったぼくに“仲介人”になってくれないかとお呼びがかかったというわけだ。それは何から何まですべて準備をこちらがしなければいけないことを意味していた。出演するのにふさわしいミュ

    #005「東の無名バンドを英音楽番組に出演させよ」史上初、共産主義国のアングラバンド"逆輸入"実録。ーベルリンの壁をすり抜けた"音楽密輸人" | HEAPS
  • 「兄貴はシーンの祖で、僕はビデオをまわした」音楽が潰されたトルコ、90'sティーンたちの〈誰も知らないパンクシーン〉 | HEAPS

    「兄貴はシーンの祖で、僕はビデオをまわした」音楽が潰されたトルコ、90’sティーンたちの〈誰も知らないパンクシーン〉 コーラにファンタ(酒、ドラッグは抜き)。 コンバースにジーンズ、手づくりライブでがなり立てられるは〈DIYパンク〉。音楽文化が消滅した国トルコ、90年代前半の“ありえないはずのパンクシーン”。 「最近まで、世間の誰も知らなかったと思う。かつてのトルコに〈パンクシーン〉があったなんて」 “西”ではロックバンド・ニルヴァーナがアルバム『ネヴァーマインド』を世に送り出し、グランジが席捲していた1990年代初頭。チェック柄シャツにコンバースのキッズがカート・コバーンに心酔していたころ、軍事クーデターにより音楽文化が潰されたはずのトルコでも、チェック柄シャツにコンバースのキッズが“独自の音楽シーン”を築いていた。これは、西でパンクが誕生してから10年あまり遅れてトルコで生まれていた、

    「兄貴はシーンの祖で、僕はビデオをまわした」音楽が潰されたトルコ、90'sティーンたちの〈誰も知らないパンクシーン〉 | HEAPS
  • 15年ベストセラー・ジンの生みの親に訊く「個人趣味に走りながらも“売れるジン”の作り方」 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    諸説あるものの、1920年代に一部のSF愛好家たちの間で交わされた個人出版物がはじまりだとされる「ジン(zine、ファンジンともされる)」。その後、70年代のパンク/ハードコアシーンや90年代のライオットガールムーブメントに引き継がれ。インターネットなき時代に、ニッチでコアな情報を欲するサブカルキッズたちにどれほど重宝され、カルチャー形成に欠かせないものだったかはいうまでもない。 利益を目的とした商業的マガジンとは違い、DIYの醍醐味「自分の“好き”を詰めこむ」ことができるがゆえ、読み手のことを考えることなく個人趣味に走りがちにもなるのも事実。その疾走具合もスタイルだが、どうせなら多くの人に読んでもらえるにこしたことはない。 個人出版だからお金もかさむジン。「醍醐味の“好き勝手さ”を保ちつつ、みんなに広く読まれるジン(しかも赤字にならずに)」って、どうやってつくる? 毎週ジンを取り上げてい

    15年ベストセラー・ジンの生みの親に訊く「個人趣味に走りながらも“売れるジン”の作り方」 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 最注目アングラシーンはイスラエルにあり!中東のミレニアルズが育てる“隠れ”ヒップな街「テルアビブ」HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    各メディアが報じる「世界でもっともヒップな街リスト」にここ数年のあいだ名を連ねる“常連さん”がいる。 ブルックリン? それかポートランドとかでしょ? それが違うんだな。その常連さんは意外な国からのエントリー。イスラエルの「テルアビブ」だ。 お洒落なカフェに、バー、タトゥーパーラーなどが立ち並ぶFlorentine(フロレンティン)やGan Hahashmal(ガン・ハハシュマル)などの地区では、若手アーティストやファッショニスタなどクリエイティブなミレニアルズで賑わっているらしい。 ふむ、テルアビブの若者カルチャーって普段耳にも目にもしない…ので、いまイケてるストリートカルチャーコミュニティ「Prettimess Collective(プリティメス・コレクティブ)」と、若者に人気のホットなカルチャースポット「Kuli Alma(クリ・アルマ)」にコンタクトしてみた。 ポスターやスケボー、ス

    最注目アングラシーンはイスラエルにあり!中東のミレニアルズが育てる“隠れ”ヒップな街「テルアビブ」HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 「シチリアのマフィアはまだここにいる」ミミ・モリカが撮った最凶のマフィア“コサ・ノストラ”の圧倒的暴力の残滓 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    チカ、チカ、チカ。振り返ってシャッターを切った。何度目かでバスを待っていたその男とファインダー越しに目が合う。「この男の顔。取り憑かれたような猜疑と静かな反抗。シチリアのパレルモという街の表情そのものだと思った」 多くの賞を受賞する写真家ミミ・モリカ(Mimi Mollica)が、個人のプロジェクトとして7年の歳月をかけて撮ったのは、かの悪名高きイタリア、シチリア島のマフィア、コサ・ノストラ(Cosa Nostra)があらゆる犯罪行為で散々に崩壊させたパレルモという街のその後、つまり現在の姿だ。マフィア勢力が去ってからも、その支配は続いている。血の滴る惨劇は過ぎたが、血の跡は静かに街にこびりついている。パレルモはミミが20歳で去った故郷だった。 見えない暴力、消えない支配 70年代にパレルモ含めシチリアで生まれるということは「生まれながらにしてマフィアのいる生活を知ること」。ミミは75年生

    「シチリアのマフィアはまだここにいる」ミミ・モリカが撮った最凶のマフィア“コサ・ノストラ”の圧倒的暴力の残滓 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • ベルリンの壁・崩壊前夜「ボウイと東が壁に向かって合唱し、ラブ&ピースが街を席巻した日」 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    1989年5月、ハンガリー政府がハンガリー・オーストリア間の国境を開放、鉄条網を撤去*した。この出来事は、ドイツ国民に大きな変化をもたらした。数百もの東の者たちがハンガリーの観光ビザを申請しはじめたり、友人が東欧に消えたかと思えば数日後に西側諸国に出現したなんて報告も日々耳にするようになった**。東は確実に崩壊しはじめ、混沌と革命の時代にさしかかっていた。予定されていた東ドイツ40周年パレードが、天安門事件のような惨事なるんじゃないか、という噂さえも流れていた。チェコ共和国は亡命を計る東ドイツ民を阻止すべく、ハンガリーとの国境を閉鎖せざるを得なかった。たいてい誰にでも、私財をなげうって亡命した知り合いがいる。東ベルリンには実に不穏な雰囲気が漂っていたが、ベルリンの壁が崩壊する気配はまだなかった。 *第二次世界大戦後、社会主義政権国家だったハンガリーにも、オーストリアの国境にベルリンの壁のよ

    ベルリンの壁・崩壊前夜「ボウイと東が壁に向かって合唱し、ラブ&ピースが街を席巻した日」 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 「超悪いヤツしかいない」。米国・極悪人刑務所の精神科医は日本人、大山せんせい。HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    「搬送されたギャングが目の前で撃たれた、なんてこともありますよ。 それで、病院のスタッフには『先生あぶないです!』なんて言われちゃったりして。でも、僕、好きなんですよ、この仕事」 大山えいさく。「日では鍼灸師めざしてました!」と朗らかに笑う顔からその真意は見抜けない。 極悪人刑務所で、極悪人たちをカウンセリングしてのけるんだから…。 普段はフツーの精神科に勤務しているという。平日の月〜金だ。 大山せんせいは、わざわざ土日に好き好んで極悪人刑務所に当直し、 重犯罪者やマフィア・ギャング、治る見込みのない患者が日々送られてくる “荒廃した精神の墓場”と呼ばれる精神病棟で働いている。 そんな謎だらけの大山せんせいに、長年書き溜めてきた日記をもとにいろいろとお話ししてもらおうと思う。 #001「自尊心より恋心で選択した、精神科医という道」 そもそも私は精神科医だ。いまは紐育(ニューヨーク)の州立

    「超悪いヤツしかいない」。米国・極悪人刑務所の精神科医は日本人、大山せんせい。HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
    akihiko810
    akihiko810 2017/12/20
    大山せんせいは、わざわざ土日に好き好んで極悪人刑務所に当直し、 重犯罪者やマフィア・ギャング、治る見込みのない患者が日々送られてくる “荒廃した精神の墓場”と呼ばれる精神病棟で働いている。
  • 「宗教・政治戦争、勝手にしやがれ!」紛争地帯で中指立てたパンクス、90’s DIYパンクシーン HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    ベルリンの壁だけではなかった。ひとつの街を、思想が、宗教が、分断してしまう壁は。 北アイルランドの首都、ベルファストにも「壁」があった。カトリックとプロテスタント系住民を隔てる物理的な壁は、両者の心理の隔たりをも構築した。しかし、人種や宗派、政治派閥、すべての壁をぶち壊した市民がいる。パンクスたちだ。 “WARZONE(紛争地帯)”に存在したパンクシーン ロックバンドU2が「僕らはいつまでこの歌を歌い続けなければならないのだろう」(“Sunday Bloody Sunday”)と叫び、ジョン・レノンが「アイルランドはアイルランド人のものだ」(“The Luck of the Irish”)と弾き語る。彼らが歌っているのは、北アイルランド紛争のこと。 現在でもイギリスに属している北アイルランドには、宗教を引き金にした複雑な歴史背景がある。1920年代より、多数派プロテスタント系住民が少数派カ

    「宗教・政治戦争、勝手にしやがれ!」紛争地帯で中指立てたパンクス、90’s DIYパンクシーン HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 「娼婦・ポン引きの溜まり場」元危険地帯・タイムズスクエアでの10年。伝説のバーが残した5000枚の記録 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    ニューヨーク中で一番蛍光灯が使われていて、一番歩きにくいスポットといったらタイムズスクエアだろう。無数のネオンは休むことを知らずに灯りつづけ、世界中の足がこんがらがって歩道を占拠する。世界有数の観光地だ。 誰もが知るタイムズスクエアだが、数十年前、誰もが知っているとは限らない“過去”があった。娼婦にポン引きが昼夜転がり麻薬中毒者が虚ろに横たういかがわしい地区だった、という。そこに落ちていた煤汚れた歴史とありふれた人間模様の始終を、ある伝説のバーが目撃していた。5000枚の記録とともに。 娼婦、ポン引き、ゲイの溜まり場。駅前・人情酒場で マーティン・スコセッシ監督(ニューヨークの癖ある人間を描いたら右に出る者はいない)の映画『タクシードライバー』。それかニューヨークの70年代ゲイ風俗を生々しく描いた映画『クルージング』を想像してみてほしい。通りには娼婦やポン引き、ドラッグまみれのジャンキー、

    「娼婦・ポン引きの溜まり場」元危険地帯・タイムズスクエアでの10年。伝説のバーが残した5000枚の記録 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • “レバノンのバンクシー(23)”は「政治まみれのストリートを破壊したい」。 内戦で崩壊した中東ベイルートを再建するグラフィティHEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない

    中東・レバノンの首都、ベイルート。15年間の内戦の爪痕が残るこの地に“レバノンのバンクシー”の異名をとるアーティストがいる。彼の場合、名も顔も知れ渡ってはいるが。 Yazan Halwani(ヤザン・ハルワニ)、23歳。内戦で崩壊した街に「文化の風」を吹き込み、活気を取り戻そうと、グラフィティを施していく。 政治で分断された街と文化 レバノンという国は特異だ。北から東にかけてシリアに、南にイスラエルに隣接、西は地中海に面する人口約400万人の小国で、古くからキリスト教徒とイスラム教徒のさまざまな宗派が共存するため「モザイク国家」と呼ばれている。 第二次世界大戦中の1943年、当時統治していたフランスから独立を果たすも、75年から90年にわたって国内のキリスト教徒とイスラム教徒・パレスチナ人の連合勢力との間で内戦が続き、以後は 大統領:マロン派キリスト教徒 首相:スンニ派イスラム教徒 国会

    “レバノンのバンクシー(23)”は「政治まみれのストリートを破壊したい」。 内戦で崩壊した中東ベイルートを再建するグラフィティHEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない
  • ドラッグはいらない、現代“ネオヒッピー”。60年代からヒッピーを撮り続けた大御所写真家が語る、新旧ヒッピー論HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    大御所写真家、息子に連れられ新世界発見 「そこではみな、喜びに満ち溢れていた。楽しみを分かち合うことに 全力を傾けていたんだ」 世界中を旅する“とてもスピリチュアルな”ネオヒッピーの息子を持つスティーブ。彼に連れられ写真家は、ネオヒッピーの姿をカメラで捉えようと、2012年から14年までの3年間、現代版ヒッピーたちが集うアメリカ各地のフェスティバルを巡礼した。 80歳にさしかかっていた彼が目にしたのは、喜びを踊りで表現しようと一心不乱にダンスするヒッピー。自分で育てた物を他の人に分け合うヒッピー、ヨガで瞑想に耽るヒッピー。写真集のタイトルにもある「Bliss(至福)」をただただ追求する彼ら。 彼が60年代に見た、ロックンロールとドラッグに溺れる退廃的なヒッピーたちとは少し違っていた。 コミューン化するフェスティバル ネオヒッピーたちがひと夏を過ごすのは、俗にtransformationa

    ドラッグはいらない、現代“ネオヒッピー”。60年代からヒッピーを撮り続けた大御所写真家が語る、新旧ヒッピー論HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • 一目見たら忘れない。バンド名タイトル入れず“レコードを買わせた”デザイン集団・ヒプノシス、いま生き残りメンバーが明かす制作バナシ|HEAPS Magazine

    「ジャケ買い」。それは文字通り、レコードのジャケットデザインに一目惚れし、視聴という過程をすっ飛ばして「これは買わずにいられない」などと取り憑かれたようにお会計してしまうこと。つまり、見てくれの誘惑である(なので、結構な確率で失敗したりもする)。 最近は専らデジタルダウンロードやストリーミング配信の時代になってしまったが、ひと昔前、音楽狂たちはレコード屋に通いつめ、アルバムを掘り出してはジャケ買いした。「ピンク・フロイドのプリズム」に「レッド・ツェッペリンの裸の子どもたち」を。先に言ってしまうと、このジャケ買いは“正解”だ。なぜなら、それらは“彼ら”のデザインだから。 ロック全盛期に現れた「レコードジャケット職人」 「ぼくらのアルバムデザインがこんなにもアイコニックになるなんて、当時はまったく思わなかった。ただ普通と違うことをしているとは知っていたけど」 電話口から上品なイギリス訛りが漏れ

    一目見たら忘れない。バンド名タイトル入れず“レコードを買わせた”デザイン集団・ヒプノシス、いま生き残りメンバーが明かす制作バナシ|HEAPS Magazine
    akihiko810
    akihiko810 2017/06/12
    「レッド・ツェッペリンの裸の子どもたち」などのヒノプス
  • ゲットダウンでは語られない。ヒップホップ創生期、最恐のどや街・サウスブロンクスの真実|HEAPS Magazine

    「セクシーさ? ファンシーさ? ゲットダウン? そんないいもんじゃなかったね。もしタイムマシーンがあっていまの自分があの頃に戻るっていうのならもう一度見てみたいけど、あの頃を“もう一度やる”ってなったら絶対にごめんだ」 あの頃、とは1970年代。ニューヨークは財政悪化を経験した最悪の時代であり、ヒップホップカルチャーが育とうとしていた時—。舞台は、どん底のニューヨークでも最恐のどや街として名を知られたサウスブロンクス地区。 “It was genesis(創生期だった)”。リリックで社会的弱者の存在をうったえる前、パーティーとしてオーガナイズされるよりもさらに手前の、ヒップホップの純粋な創生期についてはあまり語られない。それから、確かにそこにいたアフロ・アメリカン以外の存在についても。 「そのへんの子どもがその場で遊びを生み出すのとおんなじだよ。その遊びには、名前すらなかった」。語り手は、

    ゲットダウンでは語られない。ヒップホップ創生期、最恐のどや街・サウスブロンクスの真実|HEAPS Magazine
    akihiko810
    akihiko810 2017/05/25
    >ゲットダウンでは語られない。ヒップホップ創生期、最恐のどや街・サウスブロンクスの真実
  • 密室「ラブホ」で撮る。日常と乖離したハコで外国人フォトグラファーは何を見た?写真集『Japanese Whispers』 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。

    「ラブホテルは美術館に飾られるアートより、よっぽどアートだ」。編集者・都築響一氏は言い、たしかに日特有の文化として海外のメディアにも繰り返し取り上げられてきた「ラブホ」。回転ベッドに、メリーゴーランド、方々鏡で囲まれた部屋など、日常とは乖離した特異な空間は、人々を魅了して止まない。それは日人だけでなく、外国人も然り。 もはや日文化遺産と呼んでも過言でない、そんな「ラブホ」の空間そのものを写し出すものは、これまで世の中に数多く存在するのだが…。 ベルギー人フォトグラファーZaza Bertrand(ザザ・バートランド)の写真集『Japanese Whispers(ジャパニーズ・ウィスパーズ)』もまた「ラブホ」が舞台。異なるのは、その被写体だ。よくある異質な内装を写し出したものではなく、ザザが切り取るのは「ラブホ」を利用する「人々」、そしてその間にある相互関係と距離感だ。一聞すると、ど

    密室「ラブホ」で撮る。日常と乖離したハコで外国人フォトグラファーは何を見た?写真集『Japanese Whispers』 HEAPS Magazineー時代と社会の、決まり文句に縛られない。
  • フェミニストがメガホンを取る。男女問わずに超人気、女性監督による「真摯なポルノ」って? - HEAPS Magazine

    「私は、これからポルノ業界に女性をどんどん送り込みます」。 近年、日ではAV出演強要が次々と訴えられ、世界のフェミニストたちからは「女性の性を道具として扱う」存在そのものが批判の対象として槍玉にあがっているわけで、これだけ聞けば「えぇ〜…」。しかし、これを公言したのはごりごりのフェミニストの映像監督。彼女の作るポルノ動画が、近年、男女問わず超人気だ。 ※過激な内容を含みます。 女性監督が撮るポルノ、登場 「ナニをくわえて一生懸命ブロージョブ。顔射されてフェイクスマイル。これがポルノ。そろそろ、この業界にも革命が必要です」。女優はたいてい相変わらず金髪のスイカサイズのおっぱい。テーマも欲求不満の奥さん、家庭教師に無理やりモノ…。大学生のとき、久しぶりに見たポルノは「女性の性が軽視された内容ばかり。昔はじめて女友だちと見たポルノから、何一つ変わっていなかった」。 2004年に無料配信された、

    フェミニストがメガホンを取る。男女問わずに超人気、女性監督による「真摯なポルノ」って? - HEAPS Magazine
    akihiko810
    akihiko810 2017/04/19
    海外