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ブックマーク / hochi.news (35)

  • 【森保ジャパン 光と影】(下)世界より「実は日本人の方が規律やルールが少し緩くて」組織力も上げないと - スポーツ報知

    サッカー史上初の8強にあと一歩届かず、2大会連続16強でカタールW杯を終えた森保ジャパンの4年半を検証する連載の最終回は、敗退で見えた日本代表の現在地と、未来へ向けた課題を取り上げる。 * * * 8強入りの夢が破れたクロアチア戦の翌朝。短い眠りから覚めた森保監督は、ベッドの上で考え続けた。「もっと何かできたことがあったんだろうな。何が足りなかったのか」。指揮官のW杯は、まだ続いていた。 26年W杯に向け、今回ドイツスペインを破った守備重視の“弱者のサッカー”からの転換は、選手たちが口々に挙げた課題だ。鎌田は「当に世界のトップを目指すなら、今回のようなやり方で勝っても先はない」と言い切った。個々の成長は大前提に、主導権を握り、相手をコントロールしながら攻撃的に勝利を目指す理想の先にしか、ベスト8以上の未来は見えない。 MF堂安は言う。「理想を求めて、勝ちたい。でも田さんを先頭に理

    【森保ジャパン 光と影】(下)世界より「実は日本人の方が規律やルールが少し緩くて」組織力も上げないと - スポーツ報知
  • 【森保ジャパン 光と影】(上)最後まで選手の意見をふんだんに取り入れる「合議制」 - スポーツ報知

    カタールW杯 ▽決勝トーナメント1回戦 日1(PK戦1―3)1クロアチア(5日・アルジャヌーブ競技場) 日サッカー史上初となるベスト8にあと一歩届かず、2大会連続のベスト16で日本代表カタールW杯は終わった。スポーツ報知では、ロシアW杯後の2018年7月に発足した森保ジャパンの4年半を検証。第1回は、森保一監督が取った選手の意見をふんだんに取り入れる「合議制」について取り上げる。 最後の最後まで、森保監督は選手の声に耳を傾けた。PK戦。円陣の輪で、指揮官は選手たちにキッカーの希望を募った。5秒間の空白。南野、三笘、浅野、吉田、遠藤、覚悟を持った5人が自ら手を挙げた。「みんな、勇気を持ってチャレンジすることを選手たちは見せてくれた」。PKのキッカー、順番は監督が指名するチームもあれば、選手の意志に託すチームもある。森保監督は後者を選び、そして敗れた。 ドイツ、コスタリカ、スペインとの

    【森保ジャパン 光と影】(上)最後まで選手の意見をふんだんに取り入れる「合議制」 - スポーツ報知
  • 里見香奈女流四冠が女流初のタイトル戦本戦進出!プロ編入試験受験資格も獲得 - スポーツ報知

    将棋の第48期棋王戦予選8ブロック決勝が27日、大阪・関西将棋会館で指され、里見香奈女流四冠=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=が後手の古森悠太五段(26)を破り、挑戦者決定トーナメント入りを決めた。 プロ棋戦の8大タイトルのうち、女流棋士の出場枠は名人戦、王将戦を除く6つにあるが、女流棋士がタイトル戦戦に進出するのは史上初の快挙。里見は同予選で、浦野真彦八段(58)、澤田真吾七段(30)、池永天志五段(29)、冨田誠也四段(26)と撃破し、古森を下して5連勝で選入りを果たした。 また、この5連勝で里見は女流棋士として史上初めてプロ編入試験の受験資格を獲得した。昨年7月の黒田尭之五段戦=王位戦予選、勝利=から数えて、これでプロ公式戦10勝4敗を記録。「最もよいところから見て10勝以上、なおかつ勝率6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者」の条件をクリアした。里見が試

    里見香奈女流四冠が女流初のタイトル戦本戦進出!プロ編入試験受験資格も獲得 - スポーツ報知
    akihiko810
    akihiko810 2022/05/27
    ファンとしてはプロ編受けてほしいが、会見見る限りはその気がないっぽいね。。女流と棋士を兼業できる規定があるけど、体力的に厳しいぽい
  • BiSHに放送禁止用語は必要なのか…紅白歌合戦での圧巻のパフォーマンスとリハでの下ネタ連呼の寒さ - スポーツ報知

    その時、2021年大みそかの午後9時25分。23年での解散が決まっている6人組女性アーティストが、まさに燃え尽きんばかりの熱唱と渾身のダンスで「第72回NHK紅白歌合戦」の大舞台を彩ってみせた。 代名詞的ヒット曲「プロミスザスター」を引っさげて初出場を飾ったBiSH。歌う直前、司会の大泉洋を「BiSHと言えば、下ネタを言ったり、型破りな活動が人気。出場会見での一言も大人たちをざわつかせましたけれども…」と危惧させ、川口春奈には「ああいうめちゃくちゃな感じが人気ですが、楽曲、パフォーマンスはものすごいかっこいいですから」とフォローされて送り出された6人は、緊張気味の表情で2年ぶりの有観客となった東京国際フォーラムの舞台に立った。 約4分間のパフォーマンスはまさに圧巻の一言。アイナ・ジ・エンドの唯一無二のボーカルから始まる「プロミス―」を堂々、歌い上げ、踊り切って見せた後に汗まみれで満足げな表

    BiSHに放送禁止用語は必要なのか…紅白歌合戦での圧巻のパフォーマンスとリハでの下ネタ連呼の寒さ - スポーツ報知
  • 元竜王・藤井猛九段、藤井聡太新竜王を語る「藤井さんに新戦法は要らない」 - スポーツ報知

    将棋藤井聡太三冠(19)=王位、叡王、棋聖=が豊島将之竜王(31)に挑戦した第34期竜王戦七番勝負第4局が13日、山口県宇部市で前日から指し継がれ、後手の藤井三冠が122手で勝ち、シリーズ4勝0敗で竜王のタイトルを奪取した。史上6人目の四冠を達成し、1993年に羽生善治九段(51)が樹立した22歳9か月の記録を28年ぶりに塗り替える史上最年少四冠となった。 19歳四冠が生を受ける4年前、やはり藤井という名の青年が4勝0敗で竜王の頂へと駆け上がった。藤井猛九段(51)は1998~2000年、自ら創案した革新戦法「藤井システム」を武器に竜王3連覇を成し遂げた。平成中期の将棋界に革命をもたらした男は、最高位を継承者について語った。(聞き手・北野 新太) ―若き「藤井さん」が4勝0敗で竜王になりました。23年前と同じですよね…。 「いやいやいや、スコアだけは同じですけど全然違いますよ(笑)。私は

    元竜王・藤井猛九段、藤井聡太新竜王を語る「藤井さんに新戦法は要らない」 - スポーツ報知
  • 藤井聡太三冠誕生に同じ三冠の渡辺明名人が独白「藤井さんといかに戦うか」 - スポーツ報知

    藤井聡太新叡王(19)=王位、棋聖=の誕生により、将棋界で複数冠を持つ棋士は2人だけになった。時代を担う両翼となる渡辺明名人(37)=棋王、王将=は、同じ三冠に到達した藤井叡王をどのように見ているだろう。昨年度と今年度の棋聖戦で敗れている第一人者は「今いちばん考えているのは、藤井さんといかに戦うかということ。競った戦いをすることを目指したいです」と語る。天才との戦いを、今後の棋士人生での大いなるモチベーションとしている。(北野 新太) 昨夏、渡辺が保持していた棋聖を奪って初タイトルを獲得した藤井はわずか1年で三冠へと躍り出た。一気に時代の頂点へと駆け上がったことを、同じ三冠である名人はどう受け止めているのだろう。 「この1、2年は4強(渡辺、藤井、豊島将之竜王、永瀬拓矢王座)と言われてきましたけど、藤井さんは他の3人と比べても勝率が高いので、タイトルが増えていくのはある種、自然なことかもし

    藤井聡太三冠誕生に同じ三冠の渡辺明名人が独白「藤井さんといかに戦うか」 - スポーツ報知
  • 君の物語を絶やすな  高見泰地七段インタビュー〈1〉 - スポーツ報知

    高見泰地七段(28)が立っている場所は限りなく将棋界の中心点に近い、と思うことがある。 NHK・Eテレ「将棋フォーカス」の司会、ABEMA将棋チャンネルの解説などで見せるキャラクターは老若男女に愛される朗らかさがある。盤を離れれば、先輩から同世代、後輩、女流棋士と垣根の無い交流を持ち、人が集う場所で語らいの真ん中にいる。 そして、何よりも2018年度に叡王のタイトルを獲得し、棋界の頂点を極めた棋士であるということ。 タイトルを得てから3年。 タイトルを失ってから2年。 10月1日にデビュー10年の節目を迎える男の今。 文・北野 新太/カメラ・矢口 亨 出会ってから今までで最も高見泰地が饒舌だった夜のことを覚えている。 2019年5月12日、新横浜駅前の酒場でのこと。世界が見えざる敵に脅かされることなど、まだ誰も想像していなかった夜だった。 高見は前日、第4期叡王戦七番勝負第4局で永瀬拓矢七

    君の物語を絶やすな  高見泰地七段インタビュー〈1〉 - スポーツ報知
  • 48歳の木村一基九段が王座戦挑決に進出 51歳の佐藤康光九段との大一番に向け「最後のチャンスに」 - スポーツ報知

    将棋の第69期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝で木村一基九段(48)が石井健太郎六段(29)に87手で勝ち、挑戦者決定戦に進出した。永瀬拓矢王座(28)との五番勝負進出を争う19日の挑戦者決定戦は、日将棋連盟会長・佐藤康光九段(51)との両ベテランの顔合わせになった。 局後の木村九段は「最後のチャンスでしょう。精一杯、頑張りたいと思います」と抱負を述べ、佐藤九段との対戦になることについては「相手のことはあまり気にしないように、と思っています」と語った。 木村九段は2019年、46歳3か月の史上最年長で初タイトルの王位を獲得。翌年の防衛戦で藤井聡太棋聖(当時)に敗れて失冠したが、その後も各棋戦で活躍。わずか1年で、再びの大舞台へあと1勝に迫った。 対する佐藤九段はタイトル獲得通算13期(歴代7位)を誇り、永世棋聖資格保持者でもある実力者。17年からは日将棋連盟会長を務め、組織を率いる多

    48歳の木村一基九段が王座戦挑決に進出 51歳の佐藤康光九段との大一番に向け「最後のチャンスに」 - スポーツ報知
    akihiko810
    akihiko810 2021/07/09
    今回ばかりはモテ会長に勝ってもらいたい。ファンだというのもあるが、会長職やりながらタイトル奪取なんて夢ありまくりでしょ
  • 「22歳の時、将棋と出会って」 加藤圭女流二段インタビュー〈1〉 - スポーツ報知

    18歳の青年が再び輝きを放った夏。全く異なる種類の光が将棋界を照らすかもしれない。加藤圭女流二段(29)は22歳当時の2014年に格的に将棋を始め、18年に女流棋士になった超晩学の新鋭だが、強豪勢を連破する快進撃を続けている。新設された第1期白玲戦・女流順位戦で64人中4位内に入ることを確定させ、タイトル戦出場にも王手を掛けている。ベールに包まれた素顔に迫った。(聞き手・北野 新太、カメラ・矢口 亨) ―新設の白玲戦・女流順位戦で里見香奈女流名人(清麗、女流王位、倉敷藤花)、西山朋佳女流三冠(女王、女流王座、女流王将)、渡部愛女流三段と並ぶ4強に入りました。里見さんと西山さんは昨期までの女流七大タイトルを独占する2人。渡部さんもタイトル経験者です。あの3人と並んで新鋭の加藤さんがベスト4に入るのは、将棋歴史において極めて稀なことと言えます。 「正直、私がいちばんビックリしています。順位

    「22歳の時、将棋と出会って」 加藤圭女流二段インタビュー〈1〉 - スポーツ報知
  • 「なぜ藤井先生が豊島先生に苦戦しているか、ですか…?」里見香奈女流名人が王位戦第1局を語る - スポーツ報知

    将棋の第62期王位戦七番勝負第1局が30日、名古屋市の名古屋能楽堂で前日から指し継がれ、防衛を目指す先手の藤井聡太王位(18)=棋聖=は104手で挑戦者の豊島将之竜王(31)=叡王=に敗れ、黒星スタートとなった。藤井の対豊島戦は1勝7敗に。通算勝率・838の天才は、なぜ豊島に対してのみ苦戦を強いられているのか。6月、女流タイトル獲得通算44期の歴代最多記録を樹立した里見香奈女流名人(29)=清麗、女流王位、倉敷藤花=が第1局を観戦した。 * * * なぜ藤井先生は豊島先生に負け越しているか…ですか? うーん…非常に難しくてよく分からないというのが正直なところです。 でも、少し考えたのはお二人の棋風のことです。どちらも居飛車党の最新型を指される研究型の先生ですよね。おそらく、実際の指し手には現れなかった水面下の研究でも、事前研究の準備段階で通っていた道はかなり一致しているのでは、と勝手ながら

    「なぜ藤井先生が豊島先生に苦戦しているか、ですか…?」里見香奈女流名人が王位戦第1局を語る - スポーツ報知
  • 素顔の羽生善治九段  映画、うさぎ、ツイッター…ゆる~く聞いちゃいました - スポーツ報知

    将棋羽生善治九段(50)は今月7日、都内で開催された第47期岡田美術館杯女流名人戦(主催・報知新聞社)の就位式・祝賀パーティーに花束贈呈ゲストとして登壇し、里見香奈女流名人(29)を祝福した。来場から開宴までの約25分間で行ったインタビュー。祝宴直前の短時間に「将棋とは何か」的な深遠かつ壮大な話など展開するわけにもいかず、たまには映画やうさぎ、ツイッターのことなど緩やか~な話題を尋ねてみました。(聞き手・北野 新太、カメラ・矢口 亨) ―いきなりで恐縮ですが、羽生さんが過去最高の映画と語る『闇の列車、光の旅』(※1)を見ました。全編を通して釘付けになる素晴らしい作品でしたが、羽生さんはあの映画のどんな点に魅かれたのでしょうか。 「そうでしたか…それはありがとうございます。なんと言えばいいでしょうか…移民や中米の話が映画に取り上げられることは少なかったと思いますけど、あのような環境の中にい

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  • 「あの頃、夢と大山康晴全集をリュックサックに詰めて」-山根ことみ女流二段インタビュー(上) - スポーツ報知

    将棋の山根ことみ女流二段(23)が里見香奈女流王位(29)=女流名人、清麗、倉敷藤花=に挑戦する第32期女流王位戦五番勝負が4月27日に開幕する。 初めてのタイトル戦で第一人者に挑む新鋭に聞いた。(聞き手・北野 新太/カメラ・矢口 亨) ―五番勝負開幕まで一か月を切りました。 「ドキドキしますけど、他の対局が毎週のようにあるので一局ごとにしっかり準備して臨んでいます。一局を大切にすることがタイトル戦の準備にもつながっていくんじゃないかな、という思いもあります。里見さんの対策も大切ですけど、(持ち時間各)4時間の将棋は初めてなので体力をつけておかなきゃと思って毎日筋トレをしています。ヨガ教室にも入会してみました(笑)」 ―現在の女流七大タイトルは里見女流四冠と西山朋佳女流三冠=女王、女流王座、女流王将=の2人が独占しています。他にもトップグループを形成しているのは、過去10年くらいにわたって

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  • 筒井康隆さん、作家生活61年目の思い「長篇はもう書きません、と言うか、書けなくなりました」…単独インタビュー<3> - スポーツ報知

    筒井康隆さん、作家生活61年目の思い「長篇はもう書きません、と言うか、書けなくなりました」…単独インタビュー<3> 今年で作家デビュー61年目を迎えた筒井康隆さん(86)の最新作「ジャックポット」(新潮社刊)が17日、刊行された。収録された14の短編は、言葉の洪水が続く超実験小説「漸然山脈」や自身が20歳だった時からの時代をノスタルジックに振り返る「一九五五年二十歳」など話題作がずらり。中でも出版前から大きな話題となっていたのが、昨年2月に道がんのため急逝した長男で画家の筒井伸輔さん(享年51)への思いをつづった私小説的作品「川のほとり」。日文学界の巨星が熱狂的ファン「ツツイスト」待望の新刊に込めた思いを聞いた。(構成・中村 健吾) <2>から続く 今回の短編集に収録された「蒙霧升降(ふかききりまとう)」「一九五五年二十歳」の2編は筒井さん自身のこれまでの人生回顧にも読める作品だ。多

    筒井康隆さん、作家生活61年目の思い「長篇はもう書きません、と言うか、書けなくなりました」…単独インタビュー<3> - スポーツ報知
  • 「己に殉じるために」 A級昇級・山崎隆之八段ロングインタビュー<1> - スポーツ報知

    将棋の山崎隆之八段の順位戦A級昇級が4日、正確には5日未明に決まった。27歳で初参加した「鬼の棲み家」ことB級1組で13年間も戦い続け、40歳を目前にしての悲願成就に多くのファンが喝采を送っている。祝福の声の背景にあるものは、長い歳月をかけて目標に到達したことへの賛辞ばかりではない。先鋭化した現代将棋の盤上において自らが信じた圧倒的な独創性を貫き、なおも最高峰へと辿り着いたことに対する敬意である。1月下旬、大勝負を目前に控えていた山崎にインタビューをした。(北野 新太) ずっと前から山崎隆之に尋ねたいことがあった。 まだ棋士になる前の時代、兄弟子の故・村山聖九段と「自由」について語り合ったことがある、と何かで読んだ。どんな結論に至ったのか、と聞いてみたかった。 「あの時はまだ15才くらいで、中学を卒業したばかりの頃でした。自由とは何か、ということを十代の頃、ずっと考えていたんです。自由とい

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  • ベートーヴェンと自分のこと 「最後の質問に」からの佐藤天彦九段 - スポーツ報知

    年明け4日、トップ棋士14人が参加した「ABEMA」将棋チャンネルの番組収録が行われた。 取材会も兼ねていた当日。私を含む数人の記者が待機する部屋には、収録を終えた棋士から順に1人ずつ訪れ、簡単な質疑応答の時間になった。 3密を避け、ソーシャルディスタンスを保っての現場。時間は1人につき10分。収録の感想を聞き、今年の抱負を尋ねてしまえば終わってしまう「持ち時間」である。 10人目、いつものように華麗な和装で現れたのが佐藤天彦九段だった。2016~18年度に名人3連覇を果たしたA級棋士。ファッション音楽などに深い造詣があり、穏やかな人柄で「貴族」のニックネームを持つ。 取材の後半、それまでの9人に対してと同じように「今年はどんな1年にしたいですか?」と聞いた。佐藤は言った。 「最近の将棋界は動きが激しく、激しい台風の目の中心にあるのがAIなのかな、という気がしています。ここ2、3年はAI

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  • 「将棋にはスポーツの側面がある」羽生善治九段、語る - スポーツ報知

    将棋羽生善治九段(49)が7日、都内で行われた第46期岡田美術館杯女流名人戦(主催=報知新聞社・日将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)の就位式・祝賀パーティーに出席し、11連覇を達成した里見香奈女流名人(28)への花束贈呈ゲストを務めた。終了後にはスポーツ報知の取材に応じた。 創刊40年で初の将棋特集を組んだスポーツ誌「Number」が3日に発売された後、累計発行部数20万部に到達するなど話題を集めている。同時に、SNS上などでは「将棋はスポーツか否か」という議論が活発に交わされているが、この論点について羽生九段は「将棋はスポーツの側面を持っていると思います」と自らの考えを明かした。「歴史的な背景を考えれば、将棋は伝統文化のカテゴリーに入ると思いますが、海外将棋類、例えばチェスや中国将棋(シャンチー)などは全てスポーツのカテゴリーに入ることが一般的なので、それ

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  • 3冠の渡辺明新名人が2冠の藤井聡太新王位誕生について胸中語る 「分かってきたことはある」 - スポーツ報知

    藤井聡太新王位(18)=棋聖=の2冠達成について、今月15日に初の名人位を奪取したばかりの渡辺明名人(36)=棋王、王将=が胸中を激白した。6~7月の棋聖戦では藤井にタイトルを奪われた中学生棋士の先輩は、来年1月に開幕する今期の王将戦でのリベンジを見据え始めている。 「もう自分が名人になることは確実にないと一度は完全に諦めましたから。使命感はなかったですけど、潜在的な意識や願望はあって…。さすがに(決定局の終盤では)逃せない、という怖さはありました」 棋士なら誰もがあこがれる名人位。ビッグタイトルを得たばかりの渡辺は、ホッとした笑顔を浮かべた。 名人戦と並行して行われた棋聖戦では、藤井に1勝3敗で敗れた。日中が藤井を応援しているかのような“完全アウェー”でのタイトル戦となったが、「ショックとか落ち込んだとかホントにないんです。年上が勝てなくなるのは自然の摂理なので」と淡々と振り返った。

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  • 将棋の里見香奈清麗が防衛、最終局で上田初美女流四段を退ける「渡辺明新名人の将棋が理想です」 - スポーツ報知

    将棋の第2期清麗戦5番勝負の最終第5局が18日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の里見香奈清麗(28)=女流名人、女流王位、倉敷藤花=が挑戦者の上田初美女流四段(31)に146手で勝ち、対戦成績3勝2敗で初防衛を果たした。 里見の開幕2連勝の後、上田が2連勝を返して最終局までもつれ込んだシリーズ。再び激闘となったが、最後の最後で正着を続けた里見が白星をさらった。両者は2012年度、16年度の女流名人戦5番勝負でもフルセットの激闘を演じており、いずれも最終第5局は将棋大賞の名局賞特別賞を受賞している。 女流棋界屈指の「激闘カード」を制し、連覇を飾った里見は「(連敗で)流れは悪かったのですが、結果を残したことに関しては、良い経験だったのかな、と思います」とシリーズを振り返った。名勝負を続けている上田については「上田さんは出産を経て大変な中で調整をされていたと思いますが、時間も少ない中ですご

    将棋の里見香奈清麗が防衛、最終局で上田初美女流四段を退ける「渡辺明新名人の将棋が理想です」 - スポーツ報知
  • 18歳早大生の新女流棋士・和田はなさん 同い年の藤井聡太棋聖を「同世代と考えたことないです…」 - スポーツ報知

    将棋連盟は7日、付属の育成機関「関東研修会」に在籍する和田はなさん(18)が9月1日付で新女流棋士(女流2級)になると発表した。姉は和田あき女流初段(22)で、4例目の姉妹女流棋士が誕生することになった。早大1年生で米国在住歴もある和田さんは「姉を女流棋士としても、人としても尊敬しています」と語っている。 女流棋界に新しい「華」が仲間入りすることになった。来月から女流棋士デビューする和田さんは、発表の時を姉と一緒に分かち合い「小さい時から目指してきた世界なので、とてもうれしいです。少しでも活躍できるように頑張りたいです」と初々しく抱負を語った。 女流棋士になるには複数の資格規定があるが、和田さんは「研修会でB2クラスに昇級(資格取得時点で満27歳未満の女性)」の規定をクリア。7月26日の関東研修会での4連勝で昇級を果たし、女流棋士資格を申請した。9月から対局や普及などの活動を開始する。

    18歳早大生の新女流棋士・和田はなさん 同い年の藤井聡太棋聖を「同世代と考えたことないです…」 - スポーツ報知
  • 18歳・藤井聡太棋聖「29連勝時の自分と指せば75勝25敗」「今の夢」…18の質問《下・将棋編》 - スポーツ報知

    史上最年少でタイトルを獲得した将棋藤井聡太棋聖(18)が21日、スポーツ報知のインタビューに応じた。19日に18歳になったばかりの若き棋聖に18の質問を投げ掛け、素顔に迫った。天才が語る等身大の声を「私生活編」「将棋編」に分けて紹介する。(聞き手・北野 新太) 《質問〈10〉》棋聖獲得直後の会見で「盤上の物語の価値は不変」と語られました。「盤上の物語」とは、どのようなことを示しているのか、もう少し教えて下さい。また「普遍」ではなく「不変」でよろしいのでしょうか…。どっちも正解なような気もしまして 「ハイ。『変わらない』の方です。(物語とは)指し手だけではなく、思考のつながりを含めて盤上のことを見ていただきたいという思いからです」 《質問〈11〉》会見を終えて宿舎に戻り、ベッドに潜った午後11時30から深夜0時までの30分、眠れなかったと後に伺いました。何を思っていたのでしょう。 「寝るこ

    18歳・藤井聡太棋聖「29連勝時の自分と指せば75勝25敗」「今の夢」…18の質問《下・将棋編》 - スポーツ報知