最初に松山ケンイチ主演で『聖の青春』が映画化される、という報に触れた時からずっと楽しみにしていた作品でした。 わたし自身、あまり強くはないですが、趣味ながら将棋を指すこと、プロの対局を見ることが趣味だったので、プロ棋士の生き様にスポットを当てた本作品への期待度は大きかったです。 一足先に原作も読み込みました。 ※参考:村山聖の壮絶な人生を綴った『聖の青春』を読んで。羽生善治に並ぶ天才と称された男の生き様に何を思うか? 満を持して、映画『聖の青春』を見てきた感想を書きます。 ※ネタバレありです 東出昌大の演技力がずば抜けて素晴らしかった 村山聖は松山ケンイチが、羽生善治は東出昌大が演じていました。 松山ケンイチは、彼本来の体格には程遠いと思われるふっくらとした体つきに変えてきて、本人をして『全身全霊をかけても足りない役』と言うほど、本作への尋常ならざる気合いの入れていました。 わたしは村山聖