2014年、7月29日は「土用のうしの日」です。そこで、完全養殖でウナギは大量生産できるか、 考えてみます。 Q:ニホンウナギが、6月、絶滅危惧種に指定されました。将来、ウナギが食べられなくなってしまうのではないかと心配です。 最近は、さらに完全養殖でウナギを大量生産するという研究が動き出しています。 実現すれば、天然のウナギをたくさん獲とらなくても、ウナギが安定供給できるようになるのではないかと期待されています。 Q:まず、ウナギの完全養殖は、普通の養殖とどう違うのでしょうか? A:私たちが食べている養殖のウナギは、ウナギの子どもである「シラスウナギ」を川などから獲ってきて育てています。養殖ウナギも、元は天然のものなのです。 これに対して、完全養殖のウナギは、シラスウナギを育てて親にして卵を生ませ、それをまたシラスウナギにまで育てて親にする。さらに卵からシラスウナギを育てる…と