明日はいよいよセンター試験。 私も段々緊張してきた。 泣いても笑っても明日すべてが決まるのだ。 試験に敗北すればそこらへんに 吐き捨てられたガムみたいになり、 勝利すれば六本木の摩天楼に 住むことになるだろう。 そう考えるととてもドキドキする。 ちなみに私は明日のセンター試験を 受けるわけではないが、 緊張感は受験生以上だ。 なぜなら今、私の目の前には タオルソムリエ検定試験の過去問がある。 明日、私はセンター試験の開始と同時に、 このテストを解き始めるつもりだ。 この結果で今後の人生の全てが決まる。 もしこの試験で合格点を取れれば、 私の前途にはタオルソムリエの 栄光の道が切り開かれるだろう。 だが、失敗すれば、 私の心は打ち砕かれ、 やはり吐き捨てられた ガムみたいな人生が待っている。 そして 「ああ、自分は タオルソムリエになれなかった。 あの時もっと頑張っていれば、 なれたかもしれ