この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。 要点をざっくり 油圧機器メーカーKYB(本社・東京都港区)と子会社が製造した免震・制振装置の性能検査データ改ざん。 国土交通省の認定に適合しない製品などを、986件出荷していました。 この不正は18年以上続けられていた可能性があります。 KYBがデータ改ざん 油圧機器大手「KYB」(東京)は16日、同社と子会社の「カヤバシステムマシナリー」(同)が製造した免震・制振装置に検査データの改ざんがあり、国土交通省の基準や顧客の性能基準に合わない製品を出荷していたと発表しました。 参照:共同ニュース KYBは1919年創業で、自動車向けショックアブソーバーで世界シェア2位の大手メーカー。 今回不正を起こした建物用の免震や制振ダンパーでは国内シェアトップです。 不適合品は、疑いがあるものも含めると、マンションや病院、庁舎など全47都道府県の建物計986