▼はじめに この記事は、日本語と外国語を両方同時に並行して考えることで、外国語学習(自分の場合、「英語」)に関する回り道を防ぐ、というコンセプトで書かれるシリーズです。不定期にシリーズ記事が追加されてゆきます。 ▼なんのためにことばを学ぶのか:各種の言及 国民=国家としての21世紀日本では、日本語(日語)のことを「国語」と呼び、小学校教育から段階を追って学習をすすめてゆきます。高校教育および大学受験までは、そうした「国語」の教育カリキュラムは、一見、単線的・発展的に構築されているようにも見えます。 しかし実のところは、「(批判的な)論理の組み立て」と、小説・エッセイの読解を通じての「道徳的素養(教養?)」の獲得とがひとつの「国語科」教育の中では混淆しており、またその2つが混在していることが今後の「国語」教育にとっては必ずしも良いことではないのではないかという意見もまた、国語教育の専門家をは