寒い季節、身体を温めるためにホットミルクを作る人も多いでしょう。 しかし、電子レンジなどで牛乳を温めるとブヨブヨの『膜』が必ず出来きますよね〜。気にせずそのまま飲んでしまい、上唇にくっついて「熱ーーーーっ!」となった方はかなりいるのでは? というわけで、今回は「いったいこの膜は何なんだ?」という話をしていきましょう( ̄^ ̄)ゞ 『ラムスデン現象』から出来る牛乳の膜 photo by Delicious Conquests この膜の正式名称はないようですが、この膜が出来る過程は『ラムスデン現象』と呼ばれています。 牛乳を40℃以上に温めると、表面に薄い膜ができます。これは、牛乳成分中のタンパク質(β-ラクトグロブリン)と脂肪、乳糖が表面近くの水分の蒸発により熱変性することによって起こります。 この膜は、加熱する時間と温度に比例して厚くなります。 豆乳から作られる『湯葉』もこれと同じ原理です◎