加戸守行前愛媛県知事は23日、自民党のインターネット番組「カフェスタ」に出演し、学校法人「加計学園」の獣医学部新設などに関し持論を語った。加戸氏は、立憲民主党の福山哲郎幹事長と国民民主党の玉木雄一郎共同代表が新設に反対する日本獣医師会から献金を受けたと指摘し、国会論戦で加計問題追及に力を入れる両氏を「義理堅く働かれる先生」と皮肉った。 加戸氏によると、国から「けんもほろろな扱い」を受けていた獣医学部構想は、旧民主党政権誕生によって実現の兆しが見え始めた。ただ、同党所属議員への献金をきっかけに機運が乏しくなったという。 加戸氏は「民主党獣医師議員連盟ができ、玉木先生とか福山先生とか、めぼしいところに100万円ずつ政治献金が行ったら、とたんにブレーキがかかった」と振り返り、「今でも国会で追及の先頭に立たれている。100万円の政治献金であんなに義理堅く働かれる先生ってのは自民党にはいませんねぇ」