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ブックマーク / www.riken.jp (7)

  • 動物の体を相似形にするメカニズムを発見 | 理化学研究所

    ポイント 発生初期において組織やそのサイズを決めているのはタンパク質「コーディン」 「コーディン」とその安定化因子「シズルド」が協働することで体の相似形を維持 進化の仕組み解明や次々世代の医療技術の開発に向けて基礎的な知見貢献 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、アフリカツメガエル[1]を用いた実験で胚全体のサイズに合わせて、組織や器官のサイズを正しく調節するメカニズムを明らかにしました。この発見は、動物胚がその大きさの大小に関わらず全体の形をつねに同じにする原理を明らかにし、長年謎だった発生現象を突きとめた画期的な成果です。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センター長)器官発生研究グループの猪股秀彦上級研究員(科学技術振興機構さきがけ研究者兼任)、笹井芳樹グループディレクターと、フィジカルバイオロジー研究ユニットの柴田達夫ユニットリーダーを中心とした研究グルー

    akirahs
    akirahs 2013/06/10
    体のサイズは違っても形は相似形になるスケーリング(相似形維持)のメカニズムを分子の言葉で説明してる。面白いんだけど、「胚のサイズに応じてシズルドの濃度が変化する」機構が謎だな。
  • 国際プロジェクト「ENCODE」がヒトゲノム機能の80%を解明 | 理化学研究所

    国際プロジェクト「ENCODE」がヒトゲノム機能の80%を解明 ―日から唯一参加の理研OSCは、CAGE法で機能解析に大きく貢献― ポイント 32研究機関442名が参画、最大級の国際プロジェクトからの大規模ゲノム研究成果 理研OSCは独自技術のCAGE法による遺伝子の転写開始点解析で貢献 タンパク質をコードしていないDNA領域でも生命維持に重要な機能保持 要旨 理化学研究所(野依良治理事長)が参加する国際プロジェクト「ENCODE(エンコード)※1」は、5年間をかけて、DNAエレメントデータ※2と呼ばれる遺伝子由来の膨大なデータを収集して解析し、ヒトゲノムの80%の領域に機能があることを明らかにしました。その中で理研オミックス基盤研究領域(OSC:林崎良英領域長)は、独自の遺伝子解析技術CAGE法※3を用いて、DNAからRNAが合成されるときに重要な役割をもつ領域である「遺伝子転写開始点

    akirahs
    akirahs 2012/09/06
    ENCODEプロジェクトで理研はCAGE法による遺伝子転写開始点の解析を担当、とのこと。個人的には「CAGEデータのうち18%は繰り返し配列と重な」ったという話が面白そう。
  • 親の受けたストレスは、DNA配列の変化を伴わずに子供に遺伝 -ストレスが影響する非メンデル遺伝学のメカニズムを世界で初めて発見-

    プロファイリングで、抗がん剤候補物質の作用機序を解明 -独自のプロテオームプロファイリングシステムで薬剤標的を迅速同定- ポイント 作用既知薬剤のプロテオーム情報から、作用未知薬剤の効果をプロファイリングで予測 植物由来新規誘導体BNS-22がDNAトポイソメラーゼIIを標的にして働きを阻害 BNS-22がトポ毒型と違った触媒阻害型の新抗がん剤として期待 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、独自の薬剤プロテオーム※1プロファイリングシステムを活用して、新規抗がん剤候補物質の作用を解明することに成功しました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)ケミカルバイオロジー研究基盤施設の長田裕之施設長、川谷誠研究員と、京都大学医学部附属病院の木村晋也講師(現佐賀大学医学部教授)、前川平教授らとの共同研究による成果です。 2005年、木村晋也講師らは、ブラジルの熱帯雨林に自生するオトギ

    akirahs
    akirahs 2011/06/24
    何世代もストレスを与え続けると強化されているのが面白い。仕組みが知りたい。
  • 脊椎動物の進化的に保存された発生段階は、中期胚にある咽頭胚期と判明 | 理化学研究所

    脊椎動物の進化的に保存された発生段階は、中期胚にある咽頭胚期と判明 -進化と発生の関係性をめぐる150年来の謎を、遺伝子発現情報とスパコンで解明- ポイント 脊椎動物は、咽頭胚期に最も進化的に保存された遺伝子発現プロファイルを持つ 脊椎動物4種の胚発生に関する遺伝子発現プロファイルを時系列に沿って整備 遺伝子レベルの解析は、進化と発生の関係性として砂時計モデルを支持 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、哺乳類(マウス)、鳥類(ニワトリ)、両生類(アフリカツメガエル)、魚類(ゼブラフィッシュ)という4種の脊椎動物が発生する過程で、包括的な遺伝子発現プロファイルを同定・整備し、さらにそれら遺伝子発現情報を種間で類似性比較したところ、多種多様な発生段階の中でも中期胚にある咽頭胚期※1が最も進化的に保存された段階であることを明らかにしました。脊椎動物の発生過程は、「漏斗型モデル」と

    akirahs
    akirahs 2011/03/31
    遺伝子発現の類似性が咽頭胚期にもっとも高い、と。なるほど面白い。しかしその時期に類似が見られるのは偶然ではないはずで、どんな機構でその類似へ至るのかというメタレベルの共通原理もあるのではという気も。
  • 共生細菌の異種間移植で、昆虫が新たな性質を獲得 | 理化学研究所

    共生細菌の異種間移植で、昆虫が新たな性質を獲得 -これまで利用できなかった餌植物上での生存、繁殖が可能な体質に変化- ポイント 共生細菌の異種間移植で、アブラムシの植物適応能力が大幅改善することを発見 “昆虫の植物適応”が生物種を超えて伝播する可能性を示唆 生態系における植物と昆虫の関係の解釈や、害虫対策に新たな概念を提示 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依 良治理事長)と独立行政法人産業技術総合研究所(野間口 有理事長)は、アブラムシ体内に生息する特定の共生細菌を異種間移植することで、ある種のアブラムシが、これまで餌として利用できなかった植物上で生存や繁殖が可能になることを発見しました。これは、理研基幹研究所(玉尾 皓平所長)松分子昆虫学研究室の土田 努基礎科学特別研究員、松 正吾主任研究員、および産総研生物プロセス研究部門(鎌形 洋一研究部門長)生物共生進化機構研究グループ深津

    akirahs
    akirahs 2010/09/29
    ある種のアブラムシに共生する細菌Regiellaを、別種のアブラムシに異種間移植し、このアブラムシがこれまで利用できなかったシロツメクサを餌として利用可能になることを示した、とのこと。面白い!
  • シロアリ腸内共生系の高効率木質バイオマス糖化酵素を網羅的に解析 | 理化学研究所

    シロアリ腸内共生系の高効率木質バイオマス糖化酵素を網羅的に解析 -各種シロアリ腸内共生系に共通した酵素群特定とその特異な進化過程を解明- ポイント 各種シロアリ腸内共生系に共通するセルラーゼ遺伝子を網羅的に取得 バクテリアから共生原生生物への遺伝子水平伝播が、高効率糖化システムを実現 糧と競合しない強力なバイオマスリソース利用基盤技術としての実用化へ期待 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、各種のシロアリ腸内に生息する共生原生生物が共通して持つ特異的な「セルラーゼ※1」群遺伝子を網羅的に取得し、この遺伝子群による高効率なバイオマス糖化※2システムの実現には、シロアリ腸内微生物複合系※3(シロアリ腸内共生系)のバクテリアと共生原生生物間の遺伝子水平伝播※4が関係していることを明らかにしました。理研基幹研究所守屋バイオスフェア科学創成研究ユニットの守屋繁春ユニットリーダー、同

    akirahs
    akirahs 2010/01/22
    シロアリの腸内でバクテリアから原生生物にセルラーゼ遺伝子の水平伝搬が起きたという話。もうあちこちで水平伝搬は起きていると考えるべきか。
  • RNAを12色でライトアップ、リアルタイム観察を実現 | 理化学研究所

    RNAを12色でライトアップ、リアルタイム観察を実現 -マルチカラーを使って、生きた細胞のRNAイメージング確立へ- ポイント 目的配列を持つ核酸(DNAやRNA)だけに結合し、光る人工核酸を開発 色素会合体特有の励起子相互作用で、ライトアップを自在にON、OFF 生きた細胞中の複数のRNAの挙動を、長時間にわたって同時観察 要旨 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、特定の配列を持つ核酸(DNAやRNA)を認識、結合した場合に限り蛍光を放つ人工核酸を開発し、生きた細胞中のRNAの振る舞いを観察することに成功しました。理研基幹研究所岡独立主幹研究ユニットの岡晃充独立主幹研究員らによる研究成果です。 細胞機能を知るために、これまで数多くの蛍光タンパク質が開発されてきました。これらの蛍光タンパク質は、観察したい細胞内分子と融合し、その分子の生きた細胞内での挙動を蛍光の信号として表す

    akirahs
    akirahs 2009/07/23
    「特定の配列を持つ核酸を認識・結合すると、その場合に限って蛍光を発する人工核酸を開発し、生きた細胞の中のRNAの振る舞いをリアルタイムで観察することに成功」。色々使えそう。
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