問題を深く分析するかわりに、「どうなりたいか」「何を手に入れたいか」という未来イメージを創造する過程を先行させ、そこから目の前の具体的行動を変化させるように導くプロセスがソリューションフォーカスの手法です。組織のリーダー、指導者がこの発想をするかどうかで、組織の問題解決に至る道のりが長く苦しいものになるか、最短距離で効率の良いものになるかの違いをつくります。上司部下関係、コーチング、その他一対一で相手をサポートする様々なコミュニケーションにおいても、相手が欲しいものを手に入れることを援助しようとするのであれば、大変効率の良い手法であり得ます。 もし目の前に問題があり、それを解決しようと強く思うほど徹底的に問題の原因を追求しようとしがちです。しかし問題にも色々種類があります。物、金、システムの問題は頭を使ってよく問題を分析することで、より良い結論が導かれることが多いでしょう。ところが人のつな
特に専門は絞っていない内科医のブログ *医学情報のブログです. 個別の相談には応じられません. 現在コメントの返事がうまくかけませんのでコメントを閉じています. コメントがあればFBページでお願いします AUGUSTUS trial: Af患者でACSを併発, もしくはPCIを施行され, P2Y12阻害薬を使用する予定の患者を対象とした2x2 factorial design RCT. (N Engl J Med. 2019 Apr 18;380(16):1509-1524.) ・患者は以下を満たす群を対象: 18歳以上, Af患者で抗凝固療法の適応となる群, 最近のACS, PCI歴があり, P2Y12阻害薬を6ヶ月以上使用予定 ・除外項目は, 他の理由で抗凝固療法の適応となる群, 重度の腎障害, CABG予定, 凝固障害, 活動性出血, 薬剤の禁忌に当てはまる患者 上記患者群を ワーフ
どんな職業でも専門職となれば、一般にプロフェッショナルとよばれるが、professionalの語源は「profess - 信仰を告白する」に由来することは、あまり知られていない。 すなわち、「神に誓って」の意味が込められているわけで、まず初めに「プロフェッション(専門職)」と呼ばれたのが牧師である。次にprofessor (教授)、さらに医者、弁護士などが続くとされている。professorも元々は神学校の神父を意味していたため、「professを行う人」になったのであろうと考えられる。 したがって、プロフェッションはスペシャリスト(特殊な領域に通じた人)とは異なり、神に誓って信仰者さらには公共の福祉のために貢献・教授する専門職であることを忘れてはならない。 このような歴史的背景から、プロフェッションに、3つの使命が付与されている。 (1)公共の福祉に貢献すること、 (2)専門職に値する技
近年、薬剤耐性菌の増加に伴い、抗菌薬の適正使用が推奨されています。 特に広域抗菌薬(広く様々な菌を殺す抗菌薬)の不適切使用・過剰使用を抑えることが非常に大事です。 90%の抗菌薬は外来で使用されているため、外来に受診された患者さんへの適正な処方が重要と考えられています。 WHO Model List of Essential Medicines for Children(EMLc)について 2017年にWHOは小児における必要不可欠な医薬品のリスト(WHO Model List of Essential Medicines for Children (EMLc))を改定しました。 この中で、抗菌薬を以下の3つの種類に分類しています: Access Watch Reserve 1. Access Group 「Access」に分類された抗菌薬は、感染症治療の第一選択/第二選択で使われる薬です
臨床的印象が結構正確らしい 検尿試験紙の白血球エステラーゼ反応が簡便で役立ちそうという話に惹かれる Accuracy of Signs and Symptoms for the Diagnosis of Acute Rhinosinusitis and Acute Bacterial Rhinosinusitis Mark H. Ebell, et al. doi: 10.1370/afm.2354 Ann Fam Med March/April 2019 vol. 17 no. 2 164-172 http://www.annfammed.org/content/17/2/164.full 目的 急性鼻副鼻腔炎(ARS)診断のための徴候と症状の正確性評価 方法 MEDLINE検索、臨床的ARS疑い外来患者の研究・感度/特異度計算のためのデータ収集 1,649名初期同定、クライテリア合致1
ケースでわかる診断エラー学 「適切に診断できなかったのは,医師の知識不足が原因だ」――果たしてそうだろうか。うまく診断できなかった事例を分析する「診断エラー学」の視点から,診断に影響を及ぼす要因を知り,診断力を向上させる対策を紹介する。 [第3回]診断エラーの予防:認知バイアス① 綿貫 聡(東京都立多摩総合医療センター救急・総合診療センター医長) 徳田 安春(群星沖縄臨床研修センター長) (前回よりつづく) ある日の診療 ○月△日,救急外来の準夜勤の終わり際の出来事である。この日は,日勤帯から救急外来で勤務を続け,勤務開始から15時間がたっていた。間が悪いことに朝から遅刻し,上級医に怒鳴られた。食事は朝食と昼食を取り損ねたままだ。多数の患者を診続け,頭は働いていない状態だった。しかしながら疲労のピークを超えたのか,身体は非常によく動く感じがした。 新たな患者の来院に,「私もまだまだ若い
研修医の柔軟な勤務時間規定と標準の規定とによる患者の安全性転帰の比較 Patient Safety Outcomes under Flexible and Standard Resident Duty-Hour Rules J.H. Silber and Others 前へ 次へ 2015~16 年の 1 学年度に,63 の内科研修プログラムを対象としてクラスター無作為化非劣性試験を行った.プログラムを,2011 年 7 月に米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)によって採択された標準的な勤務時間で実施する群と,シフト時間の制限やシフト間の義務的休息時間をとくに定めないより柔軟な規定で実施する群に無作為に割り付けた.各プログラムの主要評価項目は,未補正 30 日死亡率の試験前年度から試験年度までの変化とし,メディケア請求データにより確認した.柔軟なプログラム群の 30 日死亡率の変化は,
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く