札幌市白石区の市立小3年の女児(9)が監禁された事件で、監禁容疑で逮捕された無職の男(26)が「かわいくなってきて、放したくなかった」という内容の供述をしていることが5日、捜査関係者への取材で分かった。 容疑については引き続き否認。取り調べでやりとりがかみ合わない面があり、北海道警は責任能力の有無などについて慎重に調べている。道警は5日、白石区内の男の自宅を現場検証した。 捜査関係者によると、女児は発見時、室内で自由に動ける状態だったが、男から外出を禁じられていたという。女児は「一時、全身を粘着テープで巻かれていた」と話しているが、途中から拘束を解かれたとみられる。 男の部屋から見つかった十数個の栄養食品は女児の好物で、女児は行方不明になる直前にも買っていた。道警は男が女児のために購入し、長期間監禁するつもりだったとみて、調べている。 また、道警は5日午前から男の自宅の現場検証を始めた。捜