1月の能登半島地震で被害が集中した石川県の奥能登地方(輪島市と珠洲(すず)市、穴水町、能登町)で3月と4月の死亡届の合計が293人分に上り、過去5年間の平均より69人分(3割)増えていた。県と4市町が公表しているデータから明らかになった。地震から2~3カ月後でも死亡届が減っていないことから、災害関連死が今後も増える可能性が浮かんだ。 県と4市町の人口動態を毎日新聞が集約したところ、奥能登の1月と2月の死亡届(計525人分)は、2019~23年の同じ時期の平均(266人分)より259人分多かった。