その中に生涯未婚率(50歳時未婚率)のデータもあり、私が以前公開した数字と違うというご指摘を多数いただきました(参照:『女性の生涯未婚率」東京を抜き1位の「意外な県」』)。 しかし、これはどちらかが計算間違いをしているという話ではなく、ベースとなる数字と計算式の違いによるものです。 私の計算は、2020年国勢調査(総務省統計局)の人口等基本集計の確定結果を基に、従来の計算方法である配偶関係不詳を除いた未婚率計算で、社人研が採用したのは、総務省統計局が参考表として出した「不詳補完値」によるものです。 不詳補完値で計算すると 従来の計算方式では、2020年の生涯未婚率は男25.7%、女16.4%となりますが、不詳補完値で計算すると、男28.3%、女17.8%と、男女とも数字があがります。 注意していただきたいのは、社人研にて計算方法を変更したのは2020年だけではなく2015年のデータも遡及修