AR業界の関係者を一堂に集めて開催されたイベント「AR Commons Summer Bash 2010」――。Zenitumのアルバート・キムCEOによる基調講演など、その模様の一部は既に記事で紹介したが、本記事ではARをコンテンツ産業の世界から世に知らしめたクリエイターらによるトークセッションを紹介する。 「現実世界と仮想の情報との区別はなくなりはじめている」 登壇したのは、頓智ドットの井口氏、ゲーム「ラブプラス」の内田明理プロデューサー、アニメ「東のエデン」の神山健治監督だ。 ラブプラスは“現実を浸食する”というAR的なテーマを掲げたゲームで、ARマーカーを使ったiPhoneアプリ「ラブプラスiM/iR/iN」も話題を呼んでいる。東のエデンは、“東のエデンシステム”とよばれるARサービスが劇中に登場し、アニメ界から日本にARを知らしめた存在だ(参考:内田氏と井口氏の対談/神山氏と井口