ソフトウェアの世界では、ソフトウェアプロセスの方式を説明するときに「ウォーターフォール」という言葉がよく使われる。これは、反復型あるいはアジャイル方式の考えとは対照的なものだ。ソフトウェアの世界でよく知られている用語の多くがそうであるように、この「ウォーターフォール」も意味が明確に定義されておらず、起源もあいまいである。だが、その本質的なテーマは「大きな労力を活動をベースにしたフェーズに分割する」ことだと私は考えている。 「ウォーターフォール」という言葉がどのように広まったかは定かではない。だが、その起源はWinston Royceの論文とされており、以下の図を参照することが多い。 この論文は(滝のようにタスクが流れ落ちていく形状から)ウォーターフォールの考えの起源であると広く認知されている。だが、「ウォーターフォール」という言葉は、この論文には登場しない。この名前が後にどのように登場した