筆者は10年以上にわたり人材育成の仕事を行い、のべ1万2000人の方と接してきました。その中で、目標達成に向かってどんどん行動を変えることができる人と、できない人の違いを見てきました。 親から子への「誤った声かけ」 その大きな違いのひとつが「素直に自分と本音で向き合えているかどうか」。そこでは、自己肯定感が大きく影響していました。そして自己肯定感を下げる要因が、子どもの頃の経験にもあることに気づいたのです。 特に気になるのが、親から子への「誤った声かけ」です。 小学生のお子さんが、テストで90点を取って帰ってきました。こんな時あなたなら、どのような声かけをしますか? 「頑張ったね。もうちょっとで100点だったね」 もしこのような「はげまし」が、お子さんの自己肯定感を下げていると言ったら、驚かれるでしょうか。ではどこが悪いのでしょうか。 この声かけの問題点は「もうちょっとで」という部分。正解
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