昨日のエントリーについては個人的にもいくつかのメールをいただいた。ショックを隠しきれないで困惑している人も見受けられた。しかしこの問題は、20代の後半から20年以上ネイティブ・アメリカンの世界と関係を持ち続けてきたぼくとしては見過ごすことのできない重大な問題だった。個人的な意見としていわせてもらうならば、『リトル・トリー』という本をとおしてアメリカ先住民を理解されてしまうことはたいへんに困ったことなのである。日本のみならず世界のニューエイジとされる人たちのほとんどがその本を絶賛し、感動して、涙を流したと公言してはばからないものにたいして、あえてそれを逆撫でするようなことを口にするのは、そうした生き方をしている人たちすべてを敵にまわすかもしれないにせよ、なお心ある人たちにほんとうのことを伝えなくてはならないと思ったからなのだ。 この『リトル・トリー』という本について、実際のチェロキーの人たち
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