小学校や大学といった教育現場で、「ゲーミフィケーション」と呼ばれるゲームの発想を取り入れた学習が広がってきた。子どもが親に怒られてまでゲームに没頭してしまうのは、明確なゴール、克服可能な課題、報酬など、プレイヤーを飽きさせないゲーム制作の技術やノウハウが活かされているためだ。ゲーミフィケーションとは、こうしたゲームの手法をゲーム以外の分野に応用することをいう。 ゲーミフィケーションという言葉が広まったのは2010年代からで、サービス、福祉、ITなど、さまざまなビジネス領域に取り入れられてきた。米経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」によると、例えば米国のシリコンバレーでは、営業成績や上司・同僚の評価などに応じて得点を与え、社員をゲーム感覚で競わせる企業が増えつつあるという。 また国内でも、日本マクドナルドや全日本空輸(ANA)、ドクターシーラボなどの企業が社員教育やリピーターの確保にゲ
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